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さわさわと、木々のざわめきだけが静寂の中に、命の存在を伝える。 ここは珍しい。今やどこに行っても何かにつけて耳につく、あの不快な音 「ゆっくりしていってね!」 が聞こえない。 果してそうだろうか? よく耳を澄ましてごらん。虫の声も、葉の擦れる音も、静寂の中には幾つもの声がある。きっと聞こえてくるだろう。あの声も。 「・・・・・・・・・ゆっくり・・・・・・・して・・・いってね・・・・・・・・・」 ほら。かすれるように小さな声が聞こえてきた。これはどこから聞こえてくるのかな? 普通、ゆっくりは辺り構わずゆっくりゆっくり鳴き叫び、捕食種や野の獣を呼び込んでがつがつと食べられてしまう。 街中だと、下水に放り込まれたり車に轢かれたり保健所に回収されたり、野生より酷い目にあうのがほとんどだ。 でもここではゆっくりの声はとても小さい。明らかに、敵になる生き物を警戒しているのがわかる。 え?饅頭にそんな知恵があるのかって? ないよ。 ゆっくりが知恵をつけるのは、どうしても生存に必要な時だけ。大抵は食料の問題に直面したとき。 もう一つあるんだ。 それは死にたくても死ねないような拷問、いや、虐待をうけた後だ。 君もそうだからわかるだろうけど、虐待はゆっくりの扱いとしてはごくごく当たり前のものだ。 僕は研究者だから単なる快楽だけでやってるわけじゃないけど、行為自体は虐待そのものだっていうのは認めてるよ。 さておき、虐待をうけて尚、生き延びたゆっくりはどうなるか。 まぁ虐待したゆっくりをおめおめ野に放す人は少ないし、放しても傷やトラウマのせいでまず生存はできない。 鬱憤晴らしに口では言えないような虐待をしたゆっくりを放してやったら、すぐ先にある木に一直線に向かって、ものすごい速さで何度も何度も体をぶつけて自殺したって話もあるよ。 自殺なのか、もう人間から一刻も早く遠ざかりたかっただけなのか、なんにせよ精神を病んじゃったのは確かだね。 話が逸れすぎちゃったけど、つまりは虐待されたゆっくりはまず死ぬ。ってことなんだ。 でも、たまにハンディキャップを克服したり、幸運に恵まれて生き延びるゆっくりがいるんだ。 そんなゆっくりは一人じゃ生きていけない。まず生き延びること自体が誰かの助けを必要とするから。 とはいえまともなゆっくりの群れは虐待されたゆっくりを受け入れない。まぁ餡子頭だから深い意味もなく、ただ気持ち悪いとか気に入らないだけなんだろうね。 だから、被虐待ゆっくりは自分と同じような境遇のゆっくりと群れを作るのさ。 そう、それがここなんだよ。 見てごらん。 あ、そんな頭を上げないで。気づかれるよ。そうそう…茂みから覗いてみて…見えるかい? うん。洞窟があるだろう?被虐待ゆっくりの群れは崖下の洞窟、木の根元に掘り抜いた巣穴、水辺のぬかるんだ辺り、三角州… 普通の群れがあまり近づきたくないところに集まるんだ。じゃないとまともなゆっくりに見つけられたら追い出されるからね。 この群れは僕が確認したところでは、あの洞窟とすぐそばの木の何本かに巣穴を掘ってるみたいだね。 数は…生まれた子供も合わせて50くらいかな?少ない?虐待されたゆっくりのほとんどは生殖能力を失ってるからね。 あの群れで繁殖できる個体はたぶん2,3体だと見るね。 あ、でてきた…。帽子のないまりさ種だ…。うん。ここでは帽子のないゆっくりも大丈夫なんだよ。みんな似たり寄ったりだからね。 しゃべって意思疎通ができるか、髪飾りで個体が判別できるものならなんでも受け入れるみたいだね。このルールは群れごとに違うらしいけど。 次は…うお! おっと、変な声が出ちゃった…見た?あのゆっくり。そのまま、饅頭だったね。髪飾りと髪の毛を完全に取り除いたうえで、眼球もくりぬいたんだ。そのあと、小麦粉で完全に癒着させて… 無事なのは口だけか…。妖怪にそういうのいた気が。ぬっぺほっふ?だったっけ? よくあんな個体が生き延びられたな…。僕もあんなのが動いてるのははじめて見たよ。え?よくやる?ふーん。そうなんだ。 とりあえずあのゆっくりたちは巣のまわりの見回りかな?饅頭ゆっくりは多分、聴力が発達してるんだと思うよ。実験で視力を失くしたゆっくりは聴力が上がるって結果が報告されてるからね。 視力と聴力、両方で巣の安全を調べてるんだ。そうしてみるとなかなか頭のいい個体が群れを統率してるみたいだな。 ここでじっと見てるだけじゃよくわかんないんだよな。あの洞窟の中を実際に見てみないと… そう。そこで君の出番だよ。君がつくった”あれ”で監視カメラをあの洞窟の中に仕掛けるんだ。頼むよ…。 虐待お兄さんはリュックの中から一匹のうーぱっくを取り出した。これはうーぱっく型にこしらえたラジコンである。こいつの背中(?)に三種の小型カメラを搭載し、洞窟上面、左右面にカメラを仕掛けようというのである。 お兄さんはスイッチを入れ、慎重にメカうーぱっくを操縦した。ゆっくりふらふら飛んでくるうーぱっくを見てまりさが慌てて饅頭ゆっくりを引っ張って洞窟の中に逃げた。 うーぱっくはゆっくりの味方だが、他のゆっくりに自分たちの場所をむやみに知られたくないからである。 メカうーぱっくは洞窟の中に入っていく。洞窟の中ではどうやらうーぱっくに早く出て行けと警告しているようだ。お兄さんはうーぱっく視点をもとに、洞窟内にカメラを仕掛けると、ふらふらと出て行った。 よし。うまくいったね。うーぱっくは基本的にゆっくりの味方だから、あのゆっくりたちもあまり詮索しないだろう。 それじゃ場所を変えてカメラの様子を見ようか。 ところ変わってここは森に設置されたゆっくり観測所。加工所の研究の一環で建てられたもので、森のゆっくりの個体数観測や野生での成長過程などを調査している。 さぁ、テレビのスイッチをON…!映った映った。感度は良好、ゆっくりたちがばっちり見えるよ。 モニターに映っているのはじめじめとした洞窟の中で身を寄せ合い、ほとんど言葉も発しないゆっくりたち。 洞窟内のゆっくりは種別や虐待の度合いによらず、みな渾然としている。おかげでどんな個体がいるのか判別しにくい。 まずは帽子のないまりさ種がちらほら目立つ。虐待の基本だからだろう。片目のものも多い。これも基本だ。動かないのは底部を火で焙られたのが多いからだろう。 一つ一つ見てみると あるまりさは髪がざんばらだった。ゆっくりの髪は成長するが、大人になると長さが一定になり生え換わらなくなる。 このまりさはところどころハゲが目立ち、長さも不揃いだ。適当にバリカンで頭皮ごと削られたのだろう。 また、口元が大きく左右に裂けていた。笑えばハロウィンの南瓜みたいで不気味だろう。 あるちぇんは両目にピンポン玉を嵌め込まれていた。中途半端に押し込められ、小麦粉を塗って完全に癒着している。 無駄に丁寧にピンポン玉の表面には下手糞な目の絵が描かれていた。それから尻尾が20本くらいに増やされていた。 他のちぇんから引きちぎったのをぶっ刺されたのだろう。もちろん底部は焙られて真黒になっている。 あるれいむは底部に4体、ちょうど足のように赤ゆっくりが埋め込まれていた。しかも生きている。おそらく赤ゆっくりの頭部を切り飛ばし、 母親の底部をくりぬいた穴に嵌め込んだものだろう。これでは飛び跳ねることも這うこともできない。赤ん坊が成長したら子供たちが親の体を御輿のように持ち上げて移動できるかもしれないが。 あるゆっくりはもはや種別もわからない。全身を真っ青に塗りたくられてビー玉を40個くらいあちこちに埋め込まれている。意味がわからん。 髪もない、飾りもない。顔だけで判別はできないし、口もない。代わりにパイプが眉間に突き立てられている。そこから食料を入れてもらうのだろう。なんで受け入れられてるの? あるみょんの顔はいい男だった。おそらくどっかの職人が整形したのだろう。腹ん中がぱんぱんになりそうなくらいのいい男である。 眼球えぐり、底部焙り、飾り・毛髪除去、発狂(両目が左右逆の方向を向いてよだれをたらしているだけ)、合体、整形、… ここには様々な虐待を受けたゆっくりがいた。その中に、わずかにまともな姿の赤ん坊がいるが、その将来はどうなるのかわからない。他のまともなゆっくりとは一緒に生きていけないだろう。 続いていい? おはようかな?こんにちはかな?こんばんはかな? VXの人です。 観測者の立場から被虐待ゆっくりを書いてみました。虐待されたゆっくりたちは僕の夢の中にでてきたゆっくりです。 いつもこんなことを考えてます。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/851.html
畑がうるさいので見に行くと畑に来る小動物用に仕掛けていた罠に子ゆっくりが4匹捕まっていた。 れいむ種とまりさ種だ。この二種類は里に近いところに住んでいるのでよく見かける。 子ゆっくりはどうやら畑の作物を食べようとしていたらしい。 「ゆゆっ!でぐちがどこにもないよ!」 「さっきまではあったのに!」 「ここじゃそのうちゆっくりできなくなるよ!」 「だれかたちゅけちぇね!」 先ほどの騒ぎ声は罠に嵌り出れなくなった子ゆっくりのものだったようだ。 一匹は赤ちゃんか、赤ちゃんに良いとこ見せようとしたんだな。 罠をがたがたと揺らして逃げようとする姿をじっと見るのもいいがそうもいかない。 「ゆゆっ!だれかきちゃよ!」 「おじちゃんたすけてね!」 「れいむちがうよ!けがふさふさだからおにーさんだよ!」 「ゆっ!そうだね!おにーさんたすけてね!」 誰が仕掛けたと思ってるんだ。無視して罠を交換する。 出してもらえると思った子ゆっくりは早く出してねと俺を急かしている。 どうやら運が良かったようだ。 「ゆゆっ?おにーさんどうしたの?はやくしてね!」 「たかいところはこわいよ!はやくおろしてね!」 「入ってるのがゆっくりだけで良かったな。」 前に仕掛けていた罠はゆっくりといのししが一緒に入っていた。 そのため俺が気づいたときにはいのししが食い散らかしていた。 今回は掃除しなくてすみそうである。 「おにーさん早くだしt・・・ゆべべべべ!」 「ゆっぐぢでぎないいいいいいいいい!」 「おね゙ええええぢゃあああああああん!」 「ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙!」 うるさいので箱を揺する。箱の中で跳ね回る子ゆっくり達。 面白いので縁側まで揺すってしまった。 死んでは無いだろうが餡子を吐かれては困る。 家につく前に飛んでいたうーぱっくを呼び寄せ、この子達の親を呼んできてもらう。 その後、近くに置いていた新聞を手早く広げ、そこにゆっくりを慎重に出していく。 「ゆ~、みんなぐりゅぐりゅ~」 「れいむにげないでね!」 「まりさこそにげないでね!」 「きもちわりゅいいいいい!」 まだ、餡子を吐くほどではなかったか。 それでも目を回した状態のゆっくりは跳ねようとして転がったり見当違いの場所に進んだりしている。 一匹吐きそうだったので口を押さえて背中を撫でてやる。 「口から出さずに飲み込め。」 「ゆぐぐぐggggゴックン」 どうせ餡子を吐くんだから飲んでも問題ないだろうと思ったのだが、苦しいのは苦しいらしい。 飲み込んでる間に立ち直った他のゆっくりが苦しんでる子ゆっくりに近づいてくる。 それを待ってからゆっくりに話しかけた。 「何で捕まってたか分かるか?」 「わからないよ!ゆっくりおしえてね!」 「それは君達が取ろうとしてたのは俺が育ててた野菜だからだ。」 「ゆぅ・・・でもれいむたちおなかすいてたんだよ!」 「ちゃんと柵作ってたんだけど小さいからすり抜けれたんだな。」 「いもーとだっておなかすいてたんだよ!」 「ひとのものをとっちゃだめって言われなかったかい?」 思い当たる節があるのか口を噤むれいむ達。 それでも一匹のれいむは納得できないようで、 「ゆぅうう・・・まりさ!このおにーさんはゆっくりできないよ!」 「でもおかーさんはひとのものとっちゃだめっていってたよ!」 「そんなのわすれちゃったよ!まりさはゆっくりしたくないの!」 「ゆゆっ!ゆっくりしたいよ!」 「じゃあおにーさんをたおせばいいんだよ!」 「そうだね!みんなねきょうりょくすればかてるね!」 ある程度は予想していたがこうも簡単に説得されるとは。 子供だから自分達の力を過信してるんだろうね。 ここで説得できずに反省して変えられても困ったので素直に用意してた小石を手に掴む。 「ゆゆっ!おにーさんまりさたちとやるきだね!」 「けがしてもしらないよ!」 「おねーしゃんがんばっちぇね!」 臨戦態勢に入った子ゆっくりが膨らんで威嚇してくる。 そのまま体当たりをしてくるのを避けて赤ちゃんれいむの頭上に腕を動かす。 「ゆゆ!?あかちゃんはやめてね!」 「かわりにまりさたちとしょうぶしてね!」 「あかちゃんはやくこっちにきてね!」 だがもう遅い。俺は掴んでいた小石を赤ちゃんの上に落とす。 「ゆ゙べべべっ・・・」 悲鳴を言っていた赤ちゃんも小石に埋まって見えなくなってしまった。 「ぎゃあああれいむのいもうとがあああああ!」 「ゆ!まだたすかるよ!ゆっくりこいしをどけてね!」 赤ちゃんゆっくりに落とした小石は頭上すれすれからだったので餡子を出していない。 それに気づいたまりさはれいむ達に声をかけ小石を取り除き始める。 れいむたちも小石を取り除き始めたので静かになった。 俺はと言うと小石を回収している。まだ使うからな。 とうとう赤ちゃんゆっくりの顔が見えた。 光が来たときうれしそうだった顔はたちまち涙を溜め始める。 「ゆうううごわがっだよおおおおおお!」 「もうだいじょうぶだからね!」 「あかちゃんはそこでゆっくりしててね!」 そういって周りの石も取り除き始める子ゆっくり。 それからしばらくして全部の小石を取り去った。 「おにーさんあかちゃんにらんぼうしないでね!」 「そうだよ!あかちゃんがかわいそうだよ!」 「先に仕掛けたのはお前達じゃないか。」 「ゆぅぅぅぅ・・・やるならまりさたちでね!」 「そうだよ!あかちゃんをねらうなんてひきょうだよ!」 「じゃあまりさにやろう。」 「ゆっ?」 そう言って今度は小石をまりさに落とした。 量を増やしたので赤ちゃんのように全部埋まる。 今度はまりさを助ける版だ。文句もそこそこにまりさを掘り出していく。 「おー赤ちゃんもがんばってるね。」 「うるさいよ!おにーさんはやくまりさをたすけてね!」 「君達は俺より強いんだろ?それなのに俺に頼っちゃだめじゃないか。」 「ゆうううう!じゃあ静かにしててね!」 そんなやり取りを繰り返しながらまりさを掘り出す。 まりさを掘り出したら同じようにれいむも埋めてやった。 「ゆぅ・・・おもがっだあああああ!」 「おに゙いさんも゙うやめ゙でえええええ!」 これ以上やると餡子が漏れそうだから止めてやる。 動かない俺を見て、安心したのか赤ちゃんを護るように集まる子ゆっくり。 「おにーさんはそこでゆっくりしていってね!」 小石で汚れた体を新聞に体を擦り付けたり、舐めあったりして汚れを取る。 しかし、全員分やるのを待つと昼になってしまう。 「おい、これで体綺麗にしろよ。」 「ゆゆっ?」 子ゆっくりの前に置いてやったのはお湯の入った皿だ。 ゆっくりは体の性質上、水を嫌うように見えるが汚れを取るためむしろよく水に入る。 泳げないゆっくりは沈んで水を飲みすぎて溶けるが、外皮は水に濡れても大丈夫である。 もちろん子ゆっくりも水浴びは好きなので仲良く一緒に飛び込んだ。 「ゆっくりし・・・あづいいいいいいい!」 「ここじゃゆっくりでぎないいいいい!」 「ゆぅうういちゃいよおおおおお!」 「だいじょうぶだよ!しばらくしたらなおるからね!」 はいってゆっくりするつもりだった子ゆっくりは余りの熱さにゆっくり出来なかったようだ。 赤ちゃんゆっくりはそこが赤くはれて涙目だ。火傷ではないがしばらく痛いだろう。 子まりさがそこを舐めてあやしている。子れいむは痛がりながら皿の水を眺める。 「ゆゆ?どーしいてあついのおおおお!」 「まえはいったときにはつめたかったよ!」 「おしおき中にゆっくりできると思ってたのかい?」 「ゆぅぅ・・・おにーさんのせいだね!」 「その通り。どうだすごいだろう?」 「ゆゆゆゆ・・・」 自分達がよく入る水がゆっくり出来ないものに変えられたのを知った子ゆっくりは眉間を寄せながら俺を睨む。 しかし、どうやって水が熱くなったのか分からない子ゆっくりは俺の力だと思ってさっきまでの用に歯向かう気はないようだ。 なべに入れて火で熱しただけなんだけどね。 怯えを含みだした子ゆっくりにどうしてお仕置きされているのかをもう一度教える。 「どうだ?人のものをとっちゃダメって理解できたか?」 「わかったけどそれじゃゆっくりできないよ!」 「そーだよ!それにうめられてこわかったよ!」 「おみずもあつかったよ!あかちゃんがけがしちゃった!」 「ゆっくちしたいよ!」 どうやら理解はしたが納得できないようだ。 すこしやりすぎたか。まぁもう少しで親が来るだろう。 それまでもう少し遊んでやることにした。 「じゃじゃーん。」 「ゆ?」 取り出したのは孫の手。背中を掻くときに重宝する棒だ。 「へんなかたちー!」 「おにーさんのてみたいだね!」 「そんなのこわくないよ!」 「ゆっゆっ!」 見たこともない棒を持った俺の周りを跳ねて思ったことを口にする子ゆっくりたち。 赤ちゃんゆっくりはまだ底が痛いのかすこし這ったりしている。 まずは赤ちゃんゆっくりからだな。 俺は孫の手を赤ちゃんを潰さないように圧し付けた。 「ゆびゅ!」 「れいむのあかぢゃんがああああああ!」 赤ちゃんの叫び声に気づいたれいむが一番に赤ちゃんに近づく。遅れて他のれいむとまりさもれいむを追う。 「ゆぎゅぅ・・・」 「もうだいじょうぶだよ!すぐにとってあげるからね!」 「ゆぐぐぐ・・・おもいいいい!」 「あかちゃんのためにゆっくりがんばってね!」 赤ちゃんの上から孫の手をどけようと咥えたり押したりとがんばる子ゆっくり。 だが子ゆっくりぐらいの力ならなんとか耐えれる。 孫の手をすこし動かしてやると「ゆぎゅ!」とか「ゆびゅ!」とか音が出るので面白い。 「おにーさんもうやてね!このままじゃあかちゃんがしんじゃうよ!」 「いじわるしないでね!やめてあげてね!」 「じゃあ次はおまえな。」 「でじゃびゅ!」 小石のときのように別のゆっくりも押さえつけていく。 今度はこっちに向かって体当たりしてくるのでデコピンで打ち落とす。 そんなやりとりを繰り返してるとうーぱっくが帰ってきた。 「うー!うー!」 「ありがとう。これはお代だ。」 「うー☆」 連れてきてくれたお礼に野菜をいくつか入れてやる。 飛び立ったうーぱっくのあとに残ったのは親と思われるゆっくりまりさだ。 子ゆっくりに向かう親まりさ。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 「おどおおおちゃあああん!」 「ゆっぐりでぎながっだよおおおお!」 「ゆぅううううううう!」 「ゆっくちちていっちぇね!」 いきなり現れた親ゆっくりに向かって跳ねていく子ゆっくり。 さんざん遊んであげたからみんな涙目で喜んでいる。 そして、感動の対面のように親ゆっくりに飛び込む子ゆっくりを親ゆっくりはよけた。 「ゆびゅ!」 親が受け止めてくれると信じてた子ゆっくりはそろって地面に顔を打ち付ける。 「どおしてにんげんのさとにいったの!」 「ゆゆゆ!だっておいしいものが・・・」 「ひとのものをとっちゃだめっていってるでしょ!おぼえてなかったの!」 「ゆゆっ!ちゃんとおぼえてたよ!」 「じゃあやっちゃだめでしょ!あかちゃんがまねしちゃったじゃない!」 「ゆぅ・・・」 おー、怒られてる怒られてる。 説教はしばらく続きそうだな。今のうちに昼ごはんを食べることにするか。 親ゆっくりの後ろで昼用に作ったおにぎりをほおばる。 子ゆっくりも気づいたのか、こちらを見て涎をだしてる。 親ゆっくりの説教もどこ吹く風だ。 「ゆっ!ちゃんときいてるの!」 「ゆゆ!ちゃんときいてるよ!」 親ゆっくりにあわてて反応してるのが面白い。 傍目からも聞いていないのが分かるぐらいにおにぎりを見つめている子ゆっくり達。 遊びつかれてお腹が空いているのだろう。 そんなことは知らない親ゆっくりは怒りゲージが上がりまくりだ。 俺が最後のおにぎりを食べ終わる頃には、 「どお゙じでぎがな゙い゙の゜おおおおおおお!」 「おがあしゃんごめんなさいいいいいい!」 と、泣きながら子ゆっくりに体当たりしだした。 子供よりも大きい親ゆっくりの体当たりは強烈だ。 子供達は吹き飛ばされながら必死に許しを請う。 泣きながら説教を始めた親ゆっくりの話を今度はちゃんと聞いているのだろう。 子ゆっくりは涙を目に浮かべながら顔を俯けていた。 お茶を飲み一服していると説教が親ゆっくりがやってきた。 「おにーさんまりさのこどもがわるさをしました。ごめんなさい!」 「こっちはすっきりできたからもういいよ。」 「ううん。だめだよ!ちゃんととったぶんはたらくよ!」 「そうか、じゃあ一緒に畑仕事をしてもらおうか!」 「ゆっくりがんばるよ!」 昼からはゆっくり家族ともに畑仕事だ。 といってもゆっくりではやることが限られるので、とりあえず雑草を抜いてもらった。 俺の説明を聞いた親ゆっくりの指導のもの雑草を食べていく子ゆっくり達。 さっきまで何も食べていなかったのでむしゃむしゃと雑草を食べていく。 たまに野菜に手を出そうとする子ゆっくりもいたが、すぐに親ゆっくりの体当たりを受けて雑草に戻っていった。 雑草をあらかた取ると次は水遣りだ。 井戸水を俺がくみ上げてやりゆっくりが水を口に含みたぷんたぷんと野菜まで運ぶ。 野菜の根元に水をかけてまた戻ってくるの繰り返し。 途中で子れいむ同士がどれだけ水を含めるか競争しだして片方が崩れかけたので日にたっぷり照らされた石の上に置いて乾かしてやる。 じゅううううとおいしいそうな音を立てながら乾くゆっくりを放置して次の野菜の収穫に向かう。 一通り見回り取れそうな野菜を確認すると鋏を入れていく。 取れた野菜はゆっくりが乗せている箱の中に。 虫食いなどを確認しながら手際よく進める。 しばらくすると、 「おにいさんおも゙ぃ・・・」 「ゆぎゅうう・・・」 箱にいっぱいになる前にゆっくりがつぶれてしまいそうになっていた。 重くなると畑の外にある箱に移すようにと言って作業を続ける。 井戸近くで「あづいいいいいいい!」と言う叫び声が聞こえたが無視だ。 しばらくすると転げまわったのか泥だらけになった子れいむ戻ってきた。 もう動いても大丈夫なようだ。 そんなこんなで畑作業を夕暮れまで続けた。 途中で虫を追いかけた赤ちゃんゆっくりが穴にはまったり、用水路で帽子を洗っていたまりさが帽子を流されたりしたので途中から手伝いとはいえなくなっていたがそれでもいないよりははかどった。 井戸水で体を洗っているゆっくり家族のうち親ゆっくりだけを呼び出す。 「今日は良くがんばったな。」 「ゆっくりがんばったよ!これでまりさのこどもたちゆるしてくれるよね!」 「あぁ。ついでにこれもやろう。」 「ゆゆっ!おにーさんいいの!?」 「あぁお前は何もしてないからな。その分のお礼だ。これで今から餌取りに行かなくていいだろう。」 「おにーさんありがとう!」 俺が渡したのは収穫のときに虫食いがあったりで売れないものだ。 人は食べないだろうがゆっくりなら食べる。 巣にもどってから見せるようにと帽子の中に隠してやる。 洗い終わった子ゆっくりがやってきて、 「おにーさんやさいとってごめんなさい!」 「もうしません!」 「つぎからはきをつけるね!」 「ちがうところでゆっくちするよ!」 そうやって俺に謝って帰っていった。 これでもう野菜はとらないだろう。今回のことは十分記憶に残ったはずだ。 こうやって人里に入った子ゆっくりに人の強さを覚えこませてきた結果ゆっくりは人里で物を取ることはなくなった。 かといってゆっくりが人里に下りてこないわけではなく、先ほどのように人を手伝ったりして食べ物を貰ったりしている。 人とゆっくりは今ではそれなりにゆっくりと生活している。 このSSに感想を付ける
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ゆっくりの酒 ゆゆゆゆ ゆっゆゆゆX4 ゆっくりの酒を 届けにゆくよ うーぱっくまかせ 気分まかせ 里の向こうで 天狗も騒ぐ 空にゃ 輪をかく弾幕の唄 さよなら親よ 今行くぞ里よ ドンと一丁唄お 旅立ちの唄 台風風雨も ゆっくりさせて れいむ達ゃゆくぞ 里の限り ゆっくりの酒を 届けにゆくよ われらゆっくり ゆっくりしてく 枯葉を枕に 寝ぐらは土よ 頭に体に 詰まるは餡子 嵐がきたぞ 千里の空に 木々がおどるよ 太鼓ならせ おくびょう風に 吹かれりゃ最後 明日のゆっくりが ないじゃなし ゆゆゆゆ ゆっゆゆゆX4 ゆっくりの酒を 届けにゆくよ 今日か明日かと 里の夢 手をふる親に もう会えないよ 何をくよくよ 明日も月夜 ※あすもつくよ ゆっくりの酒を 届けにゆくよ ドンと一丁唄お 親の唄 どうせ誰でも いつかは皮よ 果てなし あてなし 笑い話 ゆゆゆゆ ゆっゆゆゆX4 うた:ゆっくりおんがくたい 元ネタは某海賊漫画。久々に録画して見たら心に残ったので改変してみました ぐんまけんみん 名前 コメント
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農業を営む自分にとって、収穫を終えると暇になる。 中には来春まで内職をしているところもあるようだが、生憎とそんな事をしなくても十分暮らせるだけの蓄えは出来た。 年配者が寄り付かなかった、河童の新型農作具の使用。 それに、永遠亭の農薬。 それらは自然の摂理のように若い自分達が使用することになり、結果は大成功。 知り合いの若い奴らも温泉や文々。新聞の定期購読に充てている。 しかし、自分は生憎そういう趣味は無く、お金の一部を使って寺子屋に若干の備品を寄付しただけである。 それだけで十分。 その後、春まで悠々自適に過ごそうとしていた矢先、件の河童が家を訪ねてきた。 「厄神様と温泉に言ってくるから、この実験を行って欲しい。もちろん報酬は出す」 との事で、実験の目的は分からなかったが、頭のいい河童のする事と割り切り、特にする当ても無かった自分は 快くその提案を受け入れた。 内容は、あの河童から受けたこともあり、予想通りゆっくり関係だった。 大きなダンボールに入った数個の道具。 その操作を一週間ほどかけて理解していたら、早々に実験を開始する事になってしまった。 何せ、時間が無いから。 最初にすることは、人里近くの平地の真ん中に、特製のゆっくりハウスを設置した。 このハウス、表面は岩の素材で偽装してあり、ゆっくりなら絶対に見分けることは出来ないだろう。 いや、人間の家も見抜けないのだから、考えるだけ無駄かもしれないが……。 物陰から観察することしばし。 「ゆゆ!! こんなところにおあつらえむきのどーくつがあるよ!!」 「ほんとだ!! ここのどーくつさんは、ゆっくりできるかな!!?」 「こんにちは!! ゆっくりしていってね!!!」 予想通り、こんなところに洞穴が存在することを不思議に思わないゆっくり一家が掛かった。 ……なんというか、やはり霊夢一家だった。 「ゆっゆ♪ ここはだれもいないみたいだから、れいむたちのおーちにしようね!!」 遠慮もなしに中へ入り、ひとしきり物色したのに、自分達の家にすることに決めたようだ。 なんだか、入るときから自分の家と決め付けていたようなきもしたが。 「いまのおーちよりひろいから、ゆっくりできそうだね!!」 最近生んだのだろう沢山の赤ちゃんゆっくりと一緒に、サイズだけ大きくなった母ゆっくりのようだ。 越冬生活が迫ったこの時期に、ただ単に散歩そしていただけのことはある。 「たべものと、ゆっくりぐっつをもってこようね!!」 そんな事を話しながら、いったん帰っていった能天気一家。 暫くして、わいわい騒ぎながら戻ってきた戻ってきた。 「ゆ~~♪ ゆゆゆゆゆ~~~~~♪」 「ゆっくり~~~♪ してぇ~~~~~♪ っ!! いってねぇ~~~~~~~~♪」 「いってね~~~~~~~~♪」 「ちぇね~~~♪」 随分ご機嫌な様子で、一家でコーラスのような会話をしながら戻ってきた。 楽しんで話しているのだろうが、こうしてみると物凄く頭が弱そうに見える。 「ゆしょ!! それじゃあ、ゆっくりひっこしするよ!!」 運んできたのは食べ物、それと宝物であろうモノ、そして大きな葉っぱと蔓で縛られた枝。 おそらく、それらがゆっくりセットなのだろう。 「ゆ!! てーぶるはここにおいてね!! いすはこっちだよ!!」 「ゆっくりりかいしたよ!!」 母親の号令で、ゆっくりにしてはテキパキと巣の中を整理していく。 奥に食べ物を置き、一番広い空間にテーブルと呼んでいた葉っぱと枝のオブジェ。 その一角に、イスと呼ばれた枝と蔓のオブジェを置いて完成らしい。 全てが終わるのに、時計の短針は必要はなかった。 「ゆ♪ それじゃあきょうはここまでにして、あしたからはいりぐちをうめよ~~ね♪」 「ゆっくりりかいしたよ♪」 今日は出てくる雰囲気がなかったので、俺はこの場を後にした。 「~~~~♪ っ!! ゆっくりぃ~~~♪」 「~~~♪」 「~~♪」 巣の中からは、楽しそうな会話が響いていた。 数日後の事である。 「ゆっくり~~♪ ゆっゆゆゆ!!! していってね~~~♪」 「ゆ~~~♪ ゆっきゅりきゅり~~~~♪」 工事現場よろしく、騒音が入り混じる中着々と入り口を塞ぐ作業を終え、いよいよ越冬の準備に入った一家。 流石に一介の人間に透視能力はないので、中に設置した監視カメラと言うものの映像に切り替える。 「ゆ~~♪ ひろいね!!」 「たのしくえっとーできそうだね!!」 中では、越冬するだけとなった一家が楽しそうにくつろいでいた。 母親の周りに集まった子供達が、わいわいと話している。 「ゆっゆ♪ えっとうさんが~~~♪ たのしくなったらど~~しよ♪」 「ど~しよ♪」 …… 「ゆぴ~~~♪ ゆぴ~~♪ し☆あ☆わ☆せ☆~♪」 「ゆ~~♪ ゆ~~♪」 「ゆっきゅ~~~♪」 暫く監視していたところ、一家仲良く寝入ってしまったので、後は録画に任せ、自分も家に戻ることにした。 「ゆ~~~♪ おはぎおいち~~~~~♪ むにゃ……」 雪が降り始め、既に一面の銀世界となった頃。 「ゆっくりしようね!!」 「きょうはゆりすますのひだよ!!」 巣の中では、なにやら賑やかだった。 「ゆ!! しってるりょ!! いいゆっくりのこどものとこりゃに、うーぱっくがゆっきゅりできりゅもにょを、おい ていっちぇくれりゅんだよ!!」 「ゆ!! さすがれいむのこだけあってよくしってるね!! それじゃあ、きょうははやくゆっくりねないとね!!」 「ゆ~~♪ ゆっきゅりねるねりゅ!!!」 会話を聞くと、どうやら今日はゆっくりにとって何かのお祭りごとらしい。 二日間で食いきれなかった鳥のモモ肉をかじりながら、一家をさらに観察する。 その後に始まった食事は、あの葉っぱの上に食べ物をのせがっつく一家と、赤ちゃん以外が乗ったら壊れるであろう イスのオブジェに座った赤ちゃんの音頭で歌を歌ったところで、終了した。 今日はこれで帰ろうかと思ってきたが、先ほどの会話が気になったので暫く残ってみることにした。 「う~~~♪ うっう~~♪ うあうあ~~♪」 夜遅くまで張り込みをしてみたところ、本当にうーぱっくが何かを運んできた。 「うっぎゃーーー!! うあーーーー!!!!」 れみりゃ種特有のカワイガリたくなる様な笑顔を浮かべまっすぐこちらに飛んでくる。 余りにもまっすぐ飛んでくるので、捕まえて中身を確認してみた。 「うあーー!! それはちがうーー!! ちがうーーーー!!!!」 何てことはない、ただの綺麗な石ころだった。 おそらくはこれが子供達へのお届けモノのようだが、ただの石なので雪原の中に捨てる。 「うあーー!! おとどけものがーーーー!!!」 泣き顔になったうーぱっくが雪の中に顔を突っ込み、必死で石ころを探そうとしている。 しかし、新雪に沈んだ石ころが見つかるはずも無く、雪が張り付いた顔が涙でグシャグシャになっただけだ。 「うあーーー!! ないーー!! おとどけものがないーーー!!!!」 その光景を見ていたら、十分厚着をしている自分も、心なしか寒くなったのでこのダンボールで暖をとる事にした。 「う!! はなぜ!! おとどけものーー!! さがすのーー!!!」 一端を破いて火をつける。 「うーーー!!! うぎゃーーーー!!!!」 ある程度水気を弾くのか、すんなりと火が移り、次第に全体へ燃え広がっていく。 大抵のダンボールよりもはるかに長い時間燃焼し、燃え尽きる頃には体の心まで温まることが出来た。 ほんのりと、汗が出てきた。 「……う、ぁー……。おとどけもの……がー……。かぞくの、ごはんがー……」 体が温まったところで、冷えないうちに家に戻ることにした。 ※REC 「ゆ~~……。う~~ぱっくおそいね」 「しっ♪ し~~ね♪ しずかにね、いもうとたちがおきちゃうよ!!」 「ゆゆ!! ごめんね!!! ……でも、ことしはこないのかな?」 「きっとあたらしくひっこしてきたから、きづかなかったんだね!!」 「なら、じゅんびしてたたべものも、れいむたちのしょくりょうにまわそうね!!!」 「そうだね!! そのまえに、もっとしっかりいりぐちをとじるよ!!!」 今日は大寒、外は大雪。 いよいよ、撮影も大詰めになった。 「ゆ~~♪ ことしはたべものがいっぱいあるね!!」 「しかも、あったかいよ!!」 「これなら、らくにふゆをこせるね」 「し☆あ☆わ☆せ☆~♪」 断熱材入りのこの巣の中の一家は随分と幸せそうだ。 一家全体での、しあわせコールを聞き、ここらが頃合だと判断して最後の準備に取り掛かる。 「ゆきがとけたら、れいみゅはいっぴゃいはちるよ!!」 「れいむは、まりさともっといっしょにいるよ!!」 「ゆゆ♪ ふぁーすとちゅっちゅもちかそうだね!!」 「んっもう♪ おか~さんはうるさいよ♪」 良いなぁ、いかにも一家団欒と言う風景だ。 それじゃあ、スイッチ入れますか。 Pi ♪ あらかじめ準備しておいたスイッチを押すと、この巣は様変わりする。 どのように変わるかと言うと、四方の壁が外側に倒れる。 大まかに三角錐の形状をしているので、天井まですっきりなくなるのだ。 うまくいくか不安だったが、結果はご覧の通り。 「……ゆ?」 「ゆっきゅり?」 まさに目が点になるとはこのことであろう。 先ほどまで暖かい巣の中に居た一家は、猛烈な吹雪が吹き付ける極寒の雪原に放り出されたのだから。 未だ健在の監視カメラが、テントの中のこちらまでしっかりと鮮明な映像を送ってくれる。 「ゆゆゆ!! ざむいよ!! なにがあったの!!」 「ゆっくりりかいできないよ!!」 「ゆーー!! しゃむいよ!! しゃむいよーー!!」 突然のこの事態に、まるでただの饅頭のように固まるゆっくり達。 そんな中で、一番初めに行動を起こしたのは、母親ゆっくりだった。 「ゆ!! おちびちゃんたちは、おかーさんのおくちのなかに、はいってね!!」 赤ちゃん達を口に中へ入れ、改めて姉達と一緒に状況を確認する。 確認することも無いだろう、四つの壁が綺麗に外側に倒れ、どんどん雪に埋まっているだけだ。 「ゆ!! おうちがこわれたんだよ!!」 それに気付くまでに、かなりの時間を要したが、どうやらキチンと理解できたようだ。 「そんな!! と゛う゛し゛て゛ーーー!!!」 猛烈な風で体を震わせながらの母親の絶叫。 口の中に子供達を入れているためか、いまいち迫力がない。 「ゆーー!! どうするの!! どうするの!!!」 「ゆ~~……。もとのおうちにもどるか、にんげんのおーちにこっそりはいるかだよ!!」 「ゆっくりきめてね!! はやくきめてね!!!」 ゆっくり経験の少ない姉妹達は大慌てで母親を急かす。 しかし、餡子脳のゆっくりに同等のものを選ぶことは難しいらしく、なかなか決まらない。 「ゆー……。れいみゅいいこになりゅから、ゆっくりちちゃいよ……」 待つこと十数分。 ついに赤ちゃんたちは弱ってきたらしい。 口の中といっても、冷気を完全に遮断できるわけでは無い。 まして、相談の為に、何度も口を開いていたらさらに効果は薄いだろう。 ここまでくれば後は良い。 下の巣がある方向は風上、しかも食べ物やご自慢のゆっくりセットは既に雪の中。 それに、この辺りの民家は、外界の技術が取り入れられ、二重戸の一軒屋で蔵などはもうない。 どちらにせよ同じ結末になるものを見るほど俺は暇ではない。 それに、実験の概要もここで終了となっている。 機材をまとめ、自分はこの場を後にした。 すでに一家はどこかに移動したらしく歩いた跡と思われるコブが数箇所に出来ているだけであった。 その春、約束どおり河童は新しい農作用具を貸してくれた。 トラクタというこの機械、今まで時間の掛かっていた畑の掘り起しが、のさばっているゆっくりごと出来るすばらしい機械だった。 このSSに感想を付ける
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ここはチルノの裏のトップで連載されているAAをまとめるページだよ!ゆっくり見ていってね!!! ●1話 _人人人人人人人人人人_ > 一人ゆっくりたの・・・ <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==i/ イ人レ\_ル==', i i イi (ヒ_] ヒ_ン ) ヽイ i | レリイ"U ,___, U" .| .|、i .|| ~=@=● !Y!/// ヽ _ン //// 「 !ノ i | || L.',. L」 ノ| .|__ || | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / /| || レ ル` ー--─ ´ルレ レ / .| || / / . | || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | || | | / || | | / || | |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●2話 ~=@=● || ___________ || / _______ /| || / / 辞表 / / | || /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| || | | / || | | / || | |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●3話 ~=@=● || ___________ || / _______ /| | | || / / 辞表 / / | i^ヽ| | || /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | '` |_| || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| L(ノ|文| || | | / チラッ l、゚ | ̄| || | | / || | |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●4話 ~=@=● || ___________ || / _______ /| || / / 探さないで ./ / | || /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| || | | / || | | / || | |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●5話 ~=@=● || ___________ || / _______ /| || / /北欧にいます / / | || /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| || | | / || | | / || | |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●6話 ___________ / _______ /| / / 冷凍饅頭 ./ ./ | /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./ | r'´ノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 配 | }^ヽ、 /ヽ/r| うーぱっく | 達 |_ ノ ハ } \ /ヽ/ r' | | 日 .|/ }! i ヽ / / ハ ハ/ | ⌒ ,___, ⌒ | 指 .|{_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ .| /// ヽ_ ノ /// | 定 | ⌒Y⌒Y´ | To Japan | / | | / | Merry Xmas! | / (( |__________|/ あと3かげつ~♪ 【北極海上空】 ●7話 ___________ / _______ /| / / 冷凍饅頭 ./ ./ | /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./ | r'´ノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 配 | }^ヽ、 /ヽ/r| うーぱっく | 達 |_ ノ ハ } \ /ヽ/ r' | | 日 .|/ }! i ヽ / / ハ ハ/ | ⌒ ,___, ⌒ | 指 .|{_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ .| /// ヽ_ ノ /// | 定 | ⌒Y⌒Y´ | To Japan | / | | / | Merry Xmas! | / (( |__________|/ あと3かげつ~♪ 【北極海上空】 _,,....,,_ .-" ` ..、ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.___,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ フローズンれいむが おとどけちゅうのあいだ`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ まりさが だいやくを つとめさせてもらうんだぜ,' ノ !'" "' i .レ' ( ,ハ ー=- 人! とりあえず10ねんぐらい ,.ヘ,)、 )>,、∩ノ ⊃,.イ ハ こおらせといても いいんじゃないかだぜ? ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ / ●8話 ___________ / _______ /| / / 冷凍饅頭 ./ ./ | /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./ | r'´ノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 配 | }^ヽ、 /ヽ/r| うーぱっく | 達 |_ ノ ハ } \ /ヽ/ r' | | 日 .|/ }! i ヽ / / ハ ハ/ | ⌒ ,___, ⌒ | 指 .|{_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ .| /// ヽ_ ノ /// | 定 | ⌒Y⌒Y´ | To Japan | / | | / | Merry Xmas! | / (( |__________|/ だい3うちゅうそくど~♪ 【衛星軌道上】 _,,....,,_ .-" ` ..、ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.___,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ フローズンれいむが おとどけちゅうのあいだ`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ まりさが だいやくを つとめさせてもらうんだぜ,' ノ !'" "' i .レ' ( ,ハ ー=- 人! ・・・ていうか、れいむは ,.ヘ,)、 )>,、∩ノ ⊃,.イ ハ ここで なにをやってたんだぜ? ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ / ●9話 ___________ / _______ /| / / 冷凍饅頭 ./ ./ | /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./ | r'´ノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 配 | }^ヽ、 /ヽ/r| うーぱっく | 達 |_ ノ ハ } \ /ヽ/ r' | | 日 .|/ }! i ヽ / / ハ ハ/ | ⌒ ,___, ⌒ | 指 .|{_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ .| /// ヽ_ ノ /// | 定 | ⌒Y⌒Y´ | To Japan | / | | / | Merry Xmas! | / (( |__________|/ だい3うちゅうそくど~♪ 【木星重力圏付近】 _,,....,,_ .-" ` ..、ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.___,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ フローズンれいむが おとどけちゅうのあいだ`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ まりさが だいやくを つとめさせてもらうんだぜ,' ノ !'" "' i .レ' ( ,ハ ー=- 人! ・・・ていうか、れいむは ,.ヘ,)、 )>,、∩ノ ⊃,.イ ハ ここで なにをやってたんだぜ? ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ / ●10話 ___________ / _______ /| / / 冷凍饅頭 ./ ./ | /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./ | r'´ノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 配 | }^ヽ、 /ヽ/r| うーぱっく | 達 |_ ノ ハ } \ /ヽ/ r' | | 日 .|/ }! i ヽ / / ハ ハ/ | ⌒ ,___, ⌒ | 指 .|{_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ .| /// ヽ_ ノ /// | 定 | ⌒Y⌒Y´ | To Japan | / | | / | Merry Xmas! | / (( |__________|/ だい3うちゅうそくど~♪ 【木星重力圏付近】 _,,....,,_ .-" ` ..、ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.___,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 -r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ フローズンれいむが おとどけちゅうのあいだ`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ まりさが だいやくを つとめさせてもらうんだぜ,' ノ !'" "' i .レ' ( ,ハ ー=- 人! れいむは ひとりゆっくりたのしい!,.ヘ,)、 )>,、∩ノ ⊃,.イ ハ ってのをやってたみたいなんだぜ ( \ / _ノ | | ・・・いっそう わけがわからないんだぜ .\ “ /__| | \ /___ / ●11話 __________≡≡==--- / _______ ≡≡==--- / / 冷凍饅頭 ./ ./ ≡≡==--- /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./ ≡≡==--- r'´ノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 配 | }^ヽ≡≡==--- /ヽ/r| うーぱっく | 達 |_ ノ ハ }≡≡==--- /ヽ/ r' | | 日 .|/ }! i ≡≡==--- / / ハ ハ/ | ⌒ ,___, ⌒ | 指 .|{_ ノ } ≡≡==--- ⌒Y⌒Y´ .| /// ヽ_ ノ /// | 定 | ⌒Y⌒Y´≡≡==--- | To Japan | ≡≡==--- | | ≡≡==--- | Merry Xmas! | ≡≡==--- (( |__________|≡≡==--- びょうそく30きろ~♪ 【天王星付近の空域を通過】 _,,....,,_ .-" ` ..、ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.___,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 フローズンれいむが おとどけちゅうのあいだr-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ まりさが だいやくを つとめさせてもらうんだぜ!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ そういえば うみのむこうでも ,' ノ !'" "' i .レ' ゆっくりたちが かつやくしてるみたいなんだぜ ( ,ハ ー=- 人! まりさも ここらで こくさいはと しゃれこんでみるんだぜ,.ヘ,)、 )>,、∩ノ ⊃,.イ ハ ( \ / _ノ | | Take it easy,everybody!!! .\ “ /__| | ・・・あとは りあるこくさいはに たのんだぜ \ /___ / ●12話 __________≡≡==--- / _______ ≡≡==--- / / 冷凍饅頭 ./ ./ ≡≡==--- /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./ ≡≡==--- r'´ノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 配 | }^ヽ≡≡==--- /ヽ/r| うーぱっく | 達 |_ ノ ハ }≡≡==--- /ヽ/ r' | | 日 .|/ }! i ≡≡==--- / / ハ ハ/ | ⌒ ,___, ⌒ | 指 .|{_ ノ } ≡≡==--- ⌒Y⌒Y´ .| /// ヽ_ ノ /// | 定 | ⌒Y⌒Y´≡≡==--- | To Japan | ≡≡==--- | | ≡≡==--- | Merry Xmas! | ≡≡==--- (( |__________|≡≡==--- びょうそく3まんきろ~♪ 【太陽系脱出】 ト、.,__ ,,.. - ''"´ ̄i ヾ、`'ト、/L,.ヘ ,. ''´ | V !7 '; ,.' _,,.. -‐ ''"´ `"''ヽノ i/! ノ _,. '´ `ヽカニノア みなさんごきげんよう、私しずはお姉さん! ,'´ヽア´ , ! i `フ> れいむちゃんが帰ってくるまで、 ソ、 7 , '´ ,ハ i _」_ト、, `ヾ. お姉さんがかわりに、ゆっくりしちゃうぞ☆ (ヽソ ノ ,ノ _L_ ノi ´,ハ ノ ヽ.! ) Y / ,.イ ´ノ_レ'´ レ'´ ァ'.i`Y !ハ.イ 豆知識☆「知床」って地名はアイヌ語の「sir etok」が由来なの。 ハ. ! / !,ァ (ヒ_] < )! !!メ. - ☆ これは「地の突き出た場所」、すなわち「岬」のことなのよ。 i V ノ "" ,___, "ハ ' , ∩ 北海道には「しれとこ」って呼ばれる場所が複数あるみたいけど、 ', ノ シズハ. ヽ _ン ,イ ' ,)` | | 由来を考えればそれも納得だよね! )ヘへノハ i`> ,、.,,__ _,. イ ノノノ´ ( ⊃ ) ●13話 ∞ _______≡≡==--- |_____ ≡≡==--- |凍饅頭 ./ ./ ≡≡==--- | ̄ ̄ ̄ ̄./ ≡≡==--- | ̄ ̄ ̄ ̄.| 配 | }^ヽ≡≡==--- |く .| 達 |_ ノ ハ }≡≡==--- | | 日 .|/ }! i ≡≡==--- |⌒ | 指 .|{_ ノ } ≡≡==--- |/// .| 定 | ⌒Y⌒Y´≡≡==--- |an | ≡≡==--- | | ≡≡==--- |mas! | ≡≡==--- |____|≡≡==--- うー、わーむほーるだぞ~♪ ∞ 【次元のスキマに突入】 ト、.,__ ,,.. - ''"´ ̄i ヾ、`'ト、/L,.ヘ ,. ''´ | V !7 '; ,.' _,,.. -‐ ''"´ `"''ヽノ i/! ノ _,. '´ `ヽカニノア みなさんごきげんよう、私しずはお姉さん! ,'´ヽア´ , ! i `フ> れいむちゃんが帰ってくるまで、 ソ、 7 , '´ ,ハ i _」_ト、, `ヾ. お姉さんがかわりに、ゆっくりしちゃうぞ☆ (ヽソ ノ ,ノ _L_ ノi ´,ハ ノ ヽ.! ) Y / ,.イ ´ノ_レ'´ レ'´ ァ'.i`Y !ハ.イ ひとりでゆっくりするより、 ハ. ! / !,ァ (ヒ_] < )! !!メ. - ☆ 皆でゆっくりするほうが楽しいよ? i V ノ "" ,___, "ハ ' , ∩ さて問題、ゆっくりするってなんでしょう? ', ノ シズハ. ヽ _ン ,イ ' ,)` | | お姉さんわっかんなーい☆ )ヘへノハ i`> ,、.,,__ _,. イ ノノノ´ ( ⊃ ) みんな、次回までに考えてきてね! \ ./\/\ ニ|ニ r r─、 __ ─ │ ──┐│││ │\ / ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) ─ │ /. │ │ \/ _/ / \ / \_/ ●14話 【亜空間航空中】 ___,∧"´ ト-、_ __ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / キア'" ', 、`フ ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ 24時間テレビ見てる妹の横で ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、( 「何で走ってるの?」 ( ソ'´ Vi (ヒ_] ヒ_ン ハヘノ' っていったら気まずくなったでござる y'´ ! !. '" "'ノノハ の 巻 ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" ─ '"',ハ ! '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,、∩ノ ⊃,,..イノ ソ `ヽ(ゝ/( \ / _ノ | |ンノ . .\ “ /__| | \ /___ / \ ニ|ニ r r─、 __ ─┼─ │ │ ─┼─ ── ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) /│ .│ ─┼─ ┼┐──┐ │ / │ │ │ ●15話 ☆ o + o 。 + ☆ + ° 。 ゜ 。 / ̄ ̄ ヽ, / ', ゚ {0} /¨`ヽ {0}, ゜ .l ヽ._.ノ ', ゜ ノ `ー'′ ', o 。 ゜ ゜ ゜ ゜ _,,....,,_ -''" `''-、 ヽ ヽ | \_,. -‐ァ | \ (._ ,''_,.! \,_7 _..,,-" _________/ "'''- * "-..,,_ ァ' '" .。.+。・゜+`!ソ二‐ 二ハ二,!i; れいむ... `! ミミフゝソ二ハ二`ゝソ二"イ )'-―'――ー'''‐'ー'''―‐'―,' ノ ノ ) "' i .レ'――'`' ,, '''' `、 `´'、、, ノノ ( ,( ( 、 `、 ,,, '' ,, '''''( ,.ヘ ,)、ソ. . ) ノ 人 ,.) .) ( ,, ,,,, ''' , ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,, ,,,,,,, ;;;;;;;;;;;; '',, ''''''' ,,,, ,, ;;;;;;;; 【れいむはみんなの思い出の中にいるよ中】 ___,∧"´ ト-、_ __ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / キア'" ', 、`フ れいむ? ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y ああ、あの子↓? '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、( ゆっくりしていってね!!! ( ソ'´ Vi (ヒ_] ヒ_ン ハヘノ' ∧ ∧ y'´ ! !. '" "'ノノハ ヽ(・∀ ・)ノ ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" ─ '"',ハ ! (( ノ( )ヽ )) '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,、∩ノ ⊃,,..イノ ソ `ヽ(ゝ/( \ / _ノ | |ンノ . .\ “ /__| | \ /___ / \ ニ|ニ r r─、 __ ─┼─ │ │ ─┼─ ── ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) /│ .│ ─┼─ ┼┐──┐ │ / │ │ │ ●16話 _,,....,,_ -''" `''-、 ヽ ヽ | \_,. -‐ァ | \ (._ ,''_,.! \,_7 _..,,-" _________/ "'''- * "-..,,_ ァ' '" .。.+。・゜+`!ソ二‐ 二ハ二,!i; れいむ... `! ミミフゝソ二ハ二`ゝソ二"イ )'-―'――ー'''‐'ー'''―‐'―,' ノ ノ ) "' i .レ'――'`' ,, '''' `、 `´'、、, ノノ ( ,( ( 、 `、 ,,, '' ,, '''''( ,.ヘ ,)、ソ. . ) ノ 人 ,.) .) ( ,, ,,,, ''' , ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,, ,,,,,,, ;;;;;;;;;;;; '',, ''''''' ,,,, ,, ;;;;;;;; ワレワレハ ウチュウジンダ __ ______ _____ ,´ '-´ -) ̄ヾ=- ` __ ______ _____  ̄ /| |=\ | ,´ '-´ -) ̄ヾ=- ` ,'' / / | | ヽ \ |  ̄ /| |=\ | i / / | | ヽ \ | ,'' / / | | ヽ \ | レ ===| |=== ノ i / / | | ヽ \ | ホカクシタ セイブツヲ クローンシタ | | | | レ ===| |=== ノ | |. | | | | | | | | |.| WWノ | | .| |. | | | | |ルレ ル`-------‐イルリ |.| WWノ | | |ルレ ル`-------‐イルリ __ ______ _____ ,´ '-´ -) ̄ヾ=- `  ̄ /| |=\ | ,'' / / | | ヽ \ | i / / | | ヽ \ | タベチャウゾー レ ===| |=== ノ | | | | | |. | | | | |.| WWノ | | |ルレ ル`-------‐イルリ 【未知と遭遇しちゃった みたいな】 ___,∧"´ ト-、_ __ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / キア'" ', 、`フ れいむ? ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y ああ、あの子↓? '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、( ゆっくりしていってね!!! ( ソ'´ Vi (ヒ_] ヒ_ン ハヘノ' ∧ ∧ y'´ ! !. '" "'ノノハ ヽ(・∀ ・)ノ ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" ─ '"',ハ ! (( ノ( )ヽ )) '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,、∩ノ ⊃,,..イノ ソ `ヽ(ゝ/( \ / _ノ | |ンノ . .\ “ /__| | \ /___ / \ ニ|ニ r r─、 __ ─┼─ │ │ ─┼─ ── ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) /│ .│ ─┼─ ┼┐──┐ │ / │ │ │ ●17話 ユクーリ シテイテネー ユユユユユー _,,........,,_--''" `''\ ユユー カンゼンナル ギタイヽ \ コレデ ユックリシジョウヲ シンリャクシチャウゾ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi |__] |__ .| .|、i .||`! !/レi' |__] |__ レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ 【摩り替わり】 あのまりさたちはにせものなんだぜ!! なんとかしてほしいんだぜ! 私の偽者でも出れば考えなくもないけど。 いないんでしょ?どうせ。 _ ,,....,, _ __,,,...,,,__ / " ' ; ,,, ___,∧"´ ト-、∧‐ァ 7`>ゝ / /" ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 r‐- .,_/ ; / ̄ヽ; | ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, __.) `''ァ-ァ'"´, ' ヽ | / キア'" ', 、`フ ゝ_, '"ソ二ハ二`ゝ- ヘ 、_ _ ゞ!._ ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y 、'"ヽ, '´ ,' ; `"''‐-=ブ、_, "'''- ,, '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ ヽ_/i. /! ハ ハ ! ヽ ヽ 丶'ァ' '" ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、( 、 ',. /__,.!/ V 、!__,ハ、 |`、`; ,!i; ( ソ'´ Vi (ヒ_] ヒ_ン ハヘノ' .ヽ iV (ヒ_] ヒ_ン ) レ !; イ ) y'´ ! !. '" "'ノノハ V i '" ,___, U "' '! ヽ ( ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" ─ '"',ハ ! .i,.人. ヽ _ソ ,.ハ ) 、 `、 '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,、∩ノ ⊃,,..イノ ソ ノハ ,、 ._____,. ,,. イ;( ( '` .) ) `ヽ(ゝ/( \ / _ノ | |ンノ ●18話 ウー!ウー! .∞ ^□^≡=-- | .' ' ∞ || 。 ヒュー 【他の惑星に到着】 ___ ___,∧ |ト-、∧‐ァ 7~>ゝ , /\/ V _」∠ 7ァ_>ァ、 /ィiヽ' _>''"´ .__ ,,`人!, / キア~~ ( [{}], フ ユユー。ワタシ メタルシズハ。 / / / ハ! /\ `ヽヽY ダイニンキ ノ アキシズハ ニ !,イ | / ___!_ i /`ヽ, リ/ 、 コッソリ ナリカワッチャウゾー。 / レ、 !ァ´/_」_\|/' / | i| / Vi [ □] ヽ|◎] ヘノ / ・・・ごきげんよう。秋静葉よ。 v ! !. \ ハ いや、なるべくそれっぽくなるよう努力したの。 / ! . ヽ、_ ─ \ハ | 、/ ハ 、, ,、∩ノ ⊃,,..// / ・・・虚しいだけね。 \ /( \ / _ノ | |// . .\ “ /__| | \ /___ / \ ニ|ニ r r─、 __ ─┼─ │ │ ─┼─ ── ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) /│ .│ ─┼─ ┼┐──┐ │ / │ │ │ ●19話 ヒューーーーー | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ○ ( ̄ ̄) 、ン、 + + ,'==─- -─==', i i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | カチン レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | コチン L.',. + ヽ _ン L」 ノ| .|+ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / レ ル` ー--─ ´ルレ レ´\ ガシャーーーーーーーン / \ __ _______ _ ______ / ,´ _,, '-´ ̄ /ヽ | `-ゝ 、_ イ、 / \ 'r ´ | i | ○ ( ̄ ̄)、ン、 / \ ,'==─- . | | | -─==', i + i イ iゝ、イ人| | ! レ/_ルヽイ i | ── +レリイi (ヒ_] / | 。. | ヒ_ン ).| .|、i .|| ── !Y!"" ,_| i |__, "".「 !ノ i | L.',. ヽ _i ! ゜ iン L」 ノ| .| | ||ヽ+ | / o | ,イ| ||イ| /+ 从从 レ ル` ー-ヽ ' `-─ ´ルレ レ´ 从从 【荷物破損】 ___ ___,∧ |ト-、∧‐ァ 7~>ゝ , /\/ V _」∠ 7ァ_>ァ、 /ィiヽ' _>''"´ .__ ,,`人!, / キア~~ ( [{}], フ / / / ハ! /\ `ヽヽY 今年も残すところ25%を切ったわ。 !,イ | / ___!_ i /`ヽ, リ/ 、 / レ、 !ァ´/_」_\|/' / | i| とりあえず私の今年残りの目標は / Vi [ □] ヽ|◎] ヘノ / 「一人で焼肉屋に行くこと」よ。 v ! !. \ ハ / ! . ヽ、_ ─ \ハ | 、/ ハ 、, ,、∩ノ ⊃,,..// / \ /( \ / _ノ | |// . .\ “ /__| | \ /___ / \ ニ|ニ r r─、 __ ─┼─ │ │ ─┼─ ── ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) /│ .│ ─┼─ ┼┐──┐ │ / │ │ │ ●20話 ___ ___,∧ |ト-、∧‐ァ 7~>ゝ , /\/ V _」∠ 7ァ_>ァ、 /ィiヽ' _>''"´ .__ ,,`人!, / キア~~ ( [{}], フ / / / ハ! /\ `ヽヽY !,イ | / ___!_ i /`ヽ, リ/ 、 「1周クリアしたけど / レ、 !ァ´/_」_\|/' / | i| 合わなかったので返品」 / Vi [ □] ヽ|◎] ヘノ / とか言い出す人を v ! !. \ ハ "お客様"と言わねばならない苦痛 / ! . ヽ、_ ─ \ハ | 、/ ハ 、, ,、∩ノ ⊃,,..// / \ /( \ / _ノ | |// . .\ “ /__| | \ /___ / \ ニ|ニ r r─、 __ ─┼─ │ │ ─┼─ ── ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) /│ .│ ─┼─ ┼┐──┐ │ / │ │ │ ●21話 ___ ___,∧ |ト-、∧‐ァ 7~>ゝ , /\/ V _」∠ 7ァ_>ァ、 /ィiヽ' _>''"´ .__ ,,`人!, / キア~~ ( [{}], フ / / / ハ! /\ `ヽヽY !,イ | / ___!_ i /`ヽ, リ/ 、 「1周クリアしたけど / レ、 !ァ´/_」_\|/' / | i| 合わなかったので返品」 / Vi [ □] ヽ|◎] ヘノ / とか言い出す人を v ! !. \ ハ "お客様"と言わねばならない苦痛 / ! . ヽ、_ ─ \ハ | 、/ ハ 、, ,、∩ノ ⊃,,..// / \ /( \ / _ノ | |// . .\ “ /__| | \ /___ / \ ニ|ニ r r─、 __ ─┼─ │ │ ─┼─ ── ゝ_ノ d‐ _ノ (ノ`) /│ .│ ─┼─ ┼┐──┐ │ / │ │ │ 【次の話へ進む】
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ゆっくりいじめ系230 ゆっくりカーニバル虐家無 ゆっくりいじめ系351 臭い付きゆっくり!(上)虐無 ゆっくりいじめ系397 臭い付きゆっくり!(下)虐環 ゆっくりいじめ系520 ゆっくり移植 ゆっくりいじめ系609 きらーうーぱっく虐家共無 ゆっくりいじめ系780 教育!田舎ゆっくり虐無 ゆっくりいじめ系838 ゆっくりジャグリング ゆっくりれーせん系いじめ1 DXトラップ ゆっくりいじめ系980 いじめダメ絶対(ゆっくりは可) ゆっくりいじめ系984 てんことお兄さん1 ゆっくりいじめ系1018 忘却 ゆっくりいじめ系1076 てんことお兄さん2 ゆっくりいじめ系1122 恐怖のリッツパーティ ゆっくりいじめ系1338 虐待ゆっくり上_01 ゆっくりいじめ系1339 虐待ゆっくり上_02 ゆっくりいじめ系1575 虐待ゆっくり下 ゆっくりいじめ系2008 偉大な鬼異山 ゆっくりいじめ系2074 母ぱちゅりーの受難 ゆっくりいじめ系3140 マンションの火事
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■うーびんやさん ,. -───-- 、_ rー-、,.'" 〒 `ヽ、. うー♪うー♪ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l ~ く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 ~ \ ゝイ/__,,!ヘ ハ ト,_ `ヽ7ヽ___ }^ヽ、 ~ .r'´ ィ"レ'ノ‐! ヽ ! レ ヽ-ト、ハ〉、_ソ ハ } \ /ヽ/ ハ ⌒ ,___, ⌒ )/| ハ / }! i ヽ ~ / / ハ ! /// ヽ_ ノ /// / / |〈{_ ノ } _」 ~ ⌒Y⌒Yハレ!ヽ、 //レ'ヽハヘノ⌒Y⌒Y´ `⊥ー-.⊥´ __/│ヽ / |\_____ / /| / / | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ~ | おてがみ箱 | .| | | | | ⌒ ,___, ⌒ . | .| ~ | /// ヽ_ ノ /// | | | | / |__________|/ 年賀状版 ,. -───-- 、_ rー-、,.'" 〒 `ヽ、. うー♪ねんがじょうー♪ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l ゆうびんばんごうはわすれずにー♪ く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 ~ \ ゝイ/__,,!ヘ ハ ト,_ `ヽ7ヽ___ }^ヽ、 ~ .r'´ ィ"レ'ノ‐! ヽ ! レ ヽ-ト、ハ〉、_ソ ハ } \ /ヽ/ ハ ⌒ ,___, ⌒ )/| ハ / }! i ヽ ~ / / ハ ! /// ヽ_ ノ /// / / |〈{_ ノ } _」 ~ ⌒Y⌒Yハレ!ヽ、 //レ'ヽハヘノ⌒Y⌒Y´ `⊥ー-.⊥´ __/│ヽ / |\_____ / /| / / | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ~ | お年賀状箱 | .| | | | | ⌒ ,___, ⌒ . | .| ~ | /// ヽ_ ノ /// | | | | / |__________|/ みんなにねんがじょうをとどけるため、うーびんきょくもおおいそがし。がんばれ!うーびんやさん! ■コウノトリ? ,. -───-- 、_ rー-、,.'" 〒 `ヽ、. うー♪うー♪ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l ~ く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 ~ \ ゝイ/__,,!ヘ ハ ト,_ `ヽ7ヽ___ }^ヽ、 ~ .r'´ ィ"レ'ノ‐! ヽ ! レ ヽ-ト、ハ〉、_ソ ハ } \ /ヽ/ ハ ⌒ ,___, ⌒ )/| ハ / }! i ヽ ~ / / ハ ! /// ヽ_ ノ /// / / |〈{_ ノ } _」 ~ ⌒Y⌒Yハレ!ヽ、 //レ'ヽハヘノ⌒Y⌒Y´ `⊥ー-.⊥´ /│ヽ / |\ 丿 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄丶 ノ .___________ ヽ / /___________ \ \ |// ,---、, --、,---, \ \ | □ | .| ,'ゝ-´、⌒,'´-´、_ゝ z | |□ ┗| .| /==-- --==ヽヽ, z | |┛ | .| イ 人_, iノ人 |_入ゝ i z | | | \ ヽi i.. -- _ --i イ.ヽ | : / | \ \ |人" ´‐' "人i |ノ / / \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / \___________/ `────────´ _,,....,,_ .-" ` ..、 ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´iゝ、イ人レ/_ルヽ、ン、 rー''7コ-‐'/__,.!/ V 、!__`ヽ/`7 ,'==(ヒ_] ヒ_ン )==', i r-'ァ'"´/ (ヒ_] ヒ_ン iヾ_ノ .i イ "" ,___, ""ヽイ i | !イ´ ,' | ///// ,___, ////,' ,ゝ レリイi/// ヽ_ ノ ///.| .|、i .|| `! !/レi' レ'i ノ .!Y! .「 !ノ i | ,' ノ ! ' i .レ' L.',. L」 ノ| .| ( ,ハ 人! .| ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ あかちゃんがきたよ! ■ちるのうーぱっく ,. -───-- 、_ rー-、,.'" 〒 `ヽ、. うー♪うー♪ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l ~ く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 ~ \ ゝイ/__,,!ヘ ハ ト,_ `ヽ7ヽ___ }^ヽ、 ~ .r'´ ィ"レ'ノ‐! ヽ ! レ ヽ-ト、ハ〉、_ソ ハ } \ /ヽ/ ハ ⌒ ,___, ⌒ )/| ハ / }! i ヽ ~ / / ハ ! /// ヽ_ ノ /// / / |〈{_ ノ } _」 ~ ⌒Y⌒Yハレ!ヽ、 //レ'ヽハヘノ⌒Y⌒Y´ ` ⊥ー-.⊥´ ______/│ヽ / |\__________. /// // // /|. /// / ./. /|. /// / /. //! | ̄/ ̄ ̄./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ !. //* |/ / ちるのうーぱっく / . |. //;| ~ | / __ _____ ______ . | // ..| | / ´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 ; |.// .| |/ 'r ´ ヽ、ン . |;/ | | ','==─- -─==', i | .//! | i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | /, !// //| + | レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| //.. | // | | !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |// | // | ~ | L.',. ヽ _ン L」 ノ| .|/ . |// | | /|||ヽ、 ,イ| ||イ| / !// | |. / レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ . .|/ .| + ~ |. / ....| / |. / ./ ! / |/ / /|/  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ■うーぱっくとのうかりん ,. -───-- 、_ rー-、,.'" 〒 `ヽ、. うー♪うー♪ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l ~ く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 ~ \ ゝイ/__,,!ヘ ハ ト,_ `ヽ7ヽ___ }^ヽ、 ~ .r'´ ィ"レ'ノ‐! ヽ ! レ ヽ-ト、ハ〉、_ソ ハ } \ /ヽ/ ハ ⌒ ,___, ⌒ )/| ハ / }! i ヽ ~ / / ハ ! /// ヽ_ ノ /// / / |〈{_ ノ } _」 ~ ⌒Y⌒Yハレ!ヽ、 //レ'ヽハヘノ⌒Y⌒Y´ `⊥ー-.⊥´ __/│ヽ / |\_____ / /.| / / .| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ~ | ちるのうーぱっく | | | やさい ..| | | ⌒ ,___, ⌒ .| | ~ | /// ヽ_ ノ /// ..| | | ..| / |__________|/ /三三三三\ /______\ ,ヘ´ハ三三三三三三三三三三三三\ x〈三三三 '三三三三三三三三三三三三\ |三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三\ |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| 産地直送だべ \三三三イ! | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ ガソリンもいらねぇから自然にやさしいだよ \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハ 三/ \三三 ハ ハ. ヽ _ン / ( 〈 ヽ/  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) ■のうかりんとおにくよううーぱっく ,.へ ___,.へ __,,. --─'──`<.,,/ ト、 ,. '" `'く ト. う~♪う~♪ ∧ / ゝ____,.へ--、へr-、ノ i、 ! | /! V i__,.へ!_,./--'─'--'-<ヽi__/ Y | /」 __i. r'へ,.イ / ハ ハ i `ヽ7、.| .|/ ∠__,.ヘ `Y´ / / ノ__,/,.ィ レ' 、!__ハ i i iヘ| | > /iヽ. i イハ ハ| (◯) ′(◯)!_!ィヘ.| .| !/ !., | V |' " ,___, "ハハノ.| |> ∧ `ヽ、ノ 〈 ハ. ヽ _ン .从ヽレi. | V /!〈rヘハ!|>,、 _____, ,.イハ ハ〉 レ' |/ I ..I _____/│ヽ /|\___ |\ \ | \ \ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | ちるのう~ぱっく | | | __,,.ィおにく、__ | | | (◯) ′(◯) | | | " ,___, " | '\ | ヽ _ン | '\|__________| /三三三三\ /______\ ,ヘ´ハ三三三三三三三三三三三三\ 鶏肉が届いたべ x〈三三三 '三三三三三三三三三三三三\ 姉妹そろって運送業とは感心だな |三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三\ |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| \三三三イ! | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハ 三/ \三三 ハ ハ. ヽ _ン / ( 〈 ヽ/  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 )
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幸せなおちびちゃんが出てきて、最後までゆっくりできてます。 夢を見続けるゆっくりが出てきて、最後までゆっくりできてます。 虐待分少ないので脳内保管推奨の上にオチが読めまくります。 夢見るれいむ れいむには夢があった。 群れで一番でなくてもいい、ごく普通に、ごくありふれたゆっくりとして、幸せにゆっく りしたいと言う夢があった。 幼なじみのまりさと一緒に。とてもゆっくり出来るゆっくりで、黒くて大きいお帽子がと ってもすてきで、いつも自分のことを大事にしてくれるまりさ。原っぱをかけまわって、一 緒にむーしゃむーしゃして、すーりすーりして、一緒にゆっくりして。 まりさの作ったとてもゆっくり出来るおうちでふぁーすとちゅっちゅ。 夜になったら、ろまんてっくな闇の中で……。 秋の実りを蓄えて、冬の訪れを待つばかりの巣の中で、どんな子供達に育って欲しいか、 一緒に語らうのだ。 まりさとの可愛い赤ちゃんが産まれ、それはそれはゆっくりできるすばらしい赤ちゃん で。頭の上で、茎に繋がって次第に大きく成長していくおちびちゃんを、まりさはきっと 微笑ましく眺めるに違いない。だから、「とってもゆっくりしたおちびちゃん達だね」と 言って、ゆっくりとしよう。生まれる時も、とってもやんちゃで、少し危なっかしいのだ けれど、それでも一生懸命生きようと、生まれようとする大切な命を、まりさは優しく受 けとめて上げるのだ。初めて「ゆっきゅりしていってにぇ!」と言われたら、まりさと一 緒に「ゆっくりしていってね!」と言ってあげたい。すーりすーりしてあげて、くすぐっ たいと身をよじる赤ちゃんをぺーろぺーろしてあげたい。お腹がすいたと泣き出したら、 茎を柔らかくして食べさせてあげる。 そして「しあわしぇー!」と生きる喜びにうちふるえる赤ちゃんを、まりさは微笑まし く眺めるだろう。そんなまりさに、愛おしい思いを込めて、すーりすーりしたい。ゆっく りが生きていくには楽しい事ばかりじゃないけれど、辛い事しかないけれど、でもだから こそ、幸せを感じるゆっくりに育って欲しい。 春になれば、まりさは狩りに出かけることが多くなる。おちびちゃんたちはきっと、悲 しくて泣き出してしまうだろう。でもまりさが沢山ごちそうを持って帰れば、みな尊敬の 目を向けるはずだ。可愛いおちびちゃん達。 まりさは狩がおじょうずだけど、獲物が捕れない日もあるだろう。そんな時、まりさを 慰めてあげられる優しい子に育って欲しい。気落ちしているまりさの隣で、家族そろって すーりすーりすれば、些細な悩みなんて吹き飛んでしまうだろう。 ある木漏れ日の差す暖かい日に、一番上のおちびちゃんが、ゆっくり飛び跳ねることが 出来るようになるのだろう。まりさと一緒に微笑みながら、「すごくゆっくりできるね!」 と褒めて上げたい。他の妹たちも、みんな飛び跳ねようとして、うまく出来ないかもしれ ないけれど、それでもみなが自慢のおちびちゃんだ。その日はみんなでひときわ高い声で、 「ゆっくりしていってね!」とお休みを言おう。 食べられる虫さんやお花さんの見分け方を教える時、恐いれみりゃやれいぱーの話をす る時、みんな一生懸命にお勉強をするに違いない。きっとみんなとてもゆっくり出来るゆ っくりになるよ、と、子供が寝静まった後まりさに報告しよう。きっとまりさははにかみ ながら、「だってまりさとれいむのじまんのおちびちゃんだからね!」と、静かにすーり すーりしてくれるのだ。 暖かさが増してきたら、みんなで広場に出かけよう。同じ幼なじみのぱちゅりーやあり す達が、沢山の家族が思い思いにゆっくりしているだろう。彼女の子供達も、きっと凄く ゆっくりしているのだろう。そうして子供達は、姉妹の他に遊び相手を見つけるのだ。 中には、かけがえのない相手を見つける子もいるだろう。れいむとまりさのように。 お日様の下で、ちょうちょさんを追って、あるいはかくれんぼをして、一生懸命遊んだ ら、それもとてもゆっくり出来る為のお勉強だ。はしゃぎすぎて冒険に出てしまい、大人 達が探し回る事になるかもしれない。日が暮れるまで探し回って、ようやく川のほとりで ゆんゆん泣いている子を、叱るでなしにすーりすーりしてやろう。そしてそれはお姉さん のまりさで、その日に仲良くなったれいむなのだろう。少しくらいやんちゃなほうが、き っと小さい頃のまりさに似ているのだ。 おうちに帰って、まりさにそのことを話すと、やっぱり照れてしまうのだろう。そして まりさとれいむが出会った、一番大切な思い出を、我が子のせがむままに話してやるのだ。 子供達は目を輝かせて、まりさは顔を真っ赤にして、それでもとてもゆっくりした夜が過 ごせるのだろう。 だんだん暑くなってきて、食べるものがいっぱいに増えたら、おちびちゃんをつれて狩 りの練習。初めて本格的な狩りをするのだから、さすがの子供達も緊張気味なのだ。むし さんはいるかな。ちょうちょさんは待っていてくれるかな。 お姉さんが「まりさはきのこさんを取るよ!」と言うと、妹のれいむは「じゃあね、じ ゃあれいむはちょうちょさん!」と、みんなで目標を言い合うのだ。 ……ぇ、ぃ…… 森の中で、むしさんの声がすごいひびく。 まりさの狩りの特訓は少し厳しくて、でも一生懸命な子供達は少しづつだけれどもコツ を覚え始める。妹のれいむは日が傾くまでちょうちょさんを追い続けて、みんなが諦めよ うと言いかけたその時、姉のまりさがぱっくりと取ってやるのだ。にっこりと微笑んで妹 にちょうちょさんを渡す姉のまりさは、妹達から尊敬の眼差しを受けて、照れてしまうに 違いない。 本人は、夕日さんが赤いだけだよと言い張るのだけれど、そんな姉まりさに、まりさは 力強くすーりすーりをして上げるのだ。 ……ぉぉ、……ねぇぇ…… 夜は風が強くなる。 入り口が飛ばないように注意しなければならない。れみりゃやれいぱーに襲われてしま うからだ。けれどまりさは自信満々に、「とても丈夫に作ったからだいじょうぶだよ! どんなゆっくりだって入ってこれないように、わなさんだって作ったからね!」と言って いたので、何も心配いらない。 とは言え、将来子供達が住まうおうちがそこまで丈夫であるとは限らないので、出来う る限りのことを教えてやるのだ。恐い話を聞かされて、ゆっくり眠れなくなった子供達は、 きっと泣きながら、自分たちに寄り添ってくるだろう。すーりすーりしあっているうちに、 子供達は夢の中へと旅立つことになるだろう。気持ちよすぎて、自分でもうつらうつらと してしまい、まりさは呆れながらも、ゆっくりお休みと言ってくれるのだ。 明かりと言えばお月さまの青白い光だけで、星さんはあまり出ていない夜で、それは開 け放たれた入り口からよく見えて、獣のような顔をしたありすとれみりゃが入り込んでき たのだ。そして、ああこれは夢だなと思って、先ほど子供達に恐い話を聞かせたから、自 分で夢を見てしまったのだと苦笑しつつ、だってまりさが自信満々で仕掛けた罠が破られ るはずもないのだから。だずげででいぶううううとまりさは叫んでいるけど、なにかぬち ょぬちょするものに絡め取られて身動きが取れなくなっている。 子供達はと見回すと、いつの間にか居なくなっていて、みんな逃げられたんだねと、だ から夢なのだと、もう一度安心したところで目が覚めるのだ。 今日もゆっくり出来るのだと教えてくれる暖かい日差しの中で、まりさや子供達にうな されていたことをからかわれて、でもとても安心してゆっくり出来るのだ。 風が強かったのでその日は一日、おうちのなかでおゆうぎ。姉のまりさは踊りが上手。 真ん中のありすは踊りが上手。妹のれいむはお歌が上手で、みんなとてもゆっくりしてい るよと褒めて上げるのだ。 その日は大事に貯めてあったごちそうを出して、みんなでゆっくりご飯を食べるのだ。 綺麗なお花さんに、ぴかぴかしたむしさん。とてもゆっくり出来るご飯になって、子供達 もみんな満足するだろう。 みんながお花さん綺麗だったねと言うと、まりさはつい口を滑らせて、れいむもお花さ んみたいに綺麗だよと言ってしまうのだ。 幼なじみだったまりさと自分がつがいになった切っ掛けは、綺麗なお花さんだったのだ。 きらきらと光る夕日を後ろに、まりさが綺麗なお花さんをプレゼントしてくれたことは、 今でも忘れられない思い出だった。「一緒に暮らそう、れいむ! ぜったい、ぜったい幸 せに、ゆっくりにしてあげるから!」 いつも厳しいまりさがそう言ったのよ、と子供達に教えてやろう。子供達は頬を染めな がらも、幸せを祝福してくれるだろう。その後は、昔見つけた宝物を子供達に自慢してや るのだろう。まりさの一番の宝物はれいむだよ、と言って欲しいな。でも多分、プロポー ズした時に見つけた綺麗な石さんを、まりさは取り出すのだろう。 それは、一番の宝物はれいむだよ、そう言っているのと同じなのに。 ……ぃぃ……ょぉぉ…… 夜はまだ、風が強い。 恐い夢を見ないよう、まりさに寄り添って眠るだろう。すーりすーりとしてくるまりさ に、とてもゆっくりしているわと言われて照れるのだろう。一緒にすっきりしまじょうね と言われて久しぶりに高ぶってしまう。 もうすぐ実りの秋だし、子供達に妹が出来るのもいいかもしれない。狩りもうまくなっ たし、むしろ小さいあかちゃんが居れば冬ごもりの間、子供達はもっとゆっくり出来るか も知れない。ああでもやっぱり。 心地よい闇の中で、やはり夢を見た。 ……どぼじ……げでぐでだ…… あたま がおもい つたがはえて おちびちゃ ん ゆがんだ おかお だいぶくろいけど れいむはおちびちゃんと おちびちゃ ん、おちびちゃ……どこ? おちびちゃ…… ……の……ちびちゃ…… 秋になると、みなで一斉に狩りをする。 姉のまりさも真ん中のありすも妹のれいむも、みな狩りがお上手に育っているだろう。 でもやはり、まりさによく似た姉のまりさは、ぬきんでて狩りがお上手のはずだ。 自慢のかちゅーしゃに沢山の獲物をしまい込んで、得意げに跳ねるのだろう。群れに餌を 納めても、まだ十分に蓄えが出来るのだ。これなら妹達を増やしてもいいかもしれないね。 広場で仲良くなった家族と一緒に、ゆっくりと狩りをする。いつも一緒なのは、やはり ぱちゅりーとありすが番いになった、幼なじみの家族だ。四人で一緒に、小さい頃はよく 遊んでいた。大人になって、独り立ちして、家族を持ってからも、交流を続けていた。 ずっと本当は、ありすはまりさが好きだったんじゃないかなあ、と思っていた。 まりさにプロポーズされた後、ありすとぱちゅりーの二人には報告しに行ったのだ。そ のとき、少しだけありすが悲しそうな表情をしたのだった。もしかしたら、自分たちのた めに身を引いたのだろうか、と勘ぐってしまう。ありすはとても賢くて、友達思いだから。 でもすぐに笑顔になって、プロポーズのことを根堀り葉堀聞かれたのだ。二人して頬を染 めていると、とってもとかいはね、と褒められ、くすぐったかった。 だからと言うわけじゃあないけれど、ありすとぱちゅりーはすっごくお似合いに見える。 とても賢い二人は、とてもゆっくりとしていて、だからいつも四人で悩みや夢を語り合っ た。ありすはいつも引っ込み事案で、それはどうやら親がれいぱーだったことが原因だと、 知り合ってしばらく後で聞かされた。本人もいつれいぱーになってしまうか判らないと、 少し疲れた微笑みを浮かべていたけれど、悩みすぎだよ、とみんなで慰めた。ありすはあ りすで、れいぱーじゃないから。でも、もしれいぱーになったら、ああ、歪んだお顔です っきりーするんだろうなあ、と、とても不安になったことを覚えている。 湖に行った時に、自分のお顔を歪めてみたけれど、とてもじゃないけれどれいぱーみた いな表情は作れなかった。きっとゆっくり出来ないのだろうと、子供ながら身震いしたも のだ。 野いちごさん、ぶどうさん、かきさん。 秋は実りがいっぱいだ。その分、可愛い子供達の笑顔も、いっぱいになる。おうちにの 中で、ささやかなパーティーを開く。子供達が生まれて、もう一年が過ぎるのだ。「みん な、春になったらもう立派なゆっくりだよ!」そう告げるまりさの、誇らしさの中にうれ しさと、巣立ちを控えた悲しさを感じ取れるのは、多分自分だけなのだ。 子供達が寝静まってからまりさに寄り添うと、まりさは声を立てずに泣き出してしまう のだろう。すーりすーりをして、ぺーろぺーろをして、次第に高ぶる心と体に身を任せて。 ああ、でも子供達が起きないかしら。呟いたからか、とかいはだから大丈夫だよ、と言う。 闇の中で綺麗に光る金色の髪の毛をはーぐはーぐしながら、くすぐったがるまりさの頬 をすーりすーりしながら、自慢のお帽子をぺーろぺーろしながら、体中が幸せな感覚に包 まれる。空を飛んでいるよりも、湖を自由に泳いでいるよりも、もっと素敵な浮き上がる 感覚に、次第に意識が闇の中に飲み込まれて。 ああまたあの夢が。ありすがまりさとれいむにのしかかっている夢。れいむを犯してい るはずなのに、顔の一部分だけがまりさになっている。奇妙な夢だなあと思ったらすぐに 現実に引き戻される。 お顔をすり合わせて、どんどん振動が強くなって、ゆ”っ、ゆ”っとうめき声なのか快 楽の叫びなのかが漏れ出でて、まりさはよだれを垂らしながらお顔を歪めて、二人一緒に すっきりー! 闇の中で、寝入ってしまったまりさの頭からツタが生えてくる。しゅるしゅると生える 何本ものツタに、新しい命が宿るのだ。まだ実は育っていないけれども、このおちびちゃ んたちもゆっくり出来る子に育ってくれるのだろう。次第に黒ずんで行くまりさを眺めな がらふと、幼なじみのありすを思い出した。 彼女はれいぱーになることを恐れていた。幸せなすっきりー! が出来るのだろうか。 幸せに、ゆっくり出来ているのだろうか。気にしても仕方がないことだ、自分に出来るこ とは何もないが、でも親友でいることは出来るのだ。 幸せを噛み締めて、ゆっくり元気に育っている我が子を見回す。暗くて見えないが、子供 達はみな幸せそうに寝入っている。 まりさに似て芯の通った姉のまりさ。彼女はきっと群れのリーダーとなるだろう。よく気 が利く真ん中のありす。きっととてもゆっくり出来るだろう。妹のれいむは少しどじだけれ ど、幼なじみのまりさと幸せな家庭を築くに違いない。みな綺麗なかちゅーしゃがとてもよ く似合う、素晴らしいゆっくりに育ってくれた。 もう、すぐに冬がくる。 まりさが作ってくれたこの巣は、とても頑丈な入り口で、ああでもいつの間にか壊れちゃ っているから直さないと。巣の中も汚れている。いくつかの黒い塊がところどころに、ああ、 あれはおちびちゃんだったっけ。開け放たれた入り口の近くにひときわ大きい塊が、とても ゆっくりした表情の、黒く歪んだまりさが。 まりさ。……まりさ。……。 …… ……しゃん…… ……おきゃあしゃん! …… 「もう、おきゃあしゃんってば! ありしゅはありしゅよ! まりしゃじゃにゃいわよ!」 「しょうよ、ときゃいはなありしゅはれいみゅじゃないわ!」 「しょれにおきゃあしゃんはれいみゅじゃにゃいよ! しっかりしてよね、ありしゅおきゃ あしゃん!」 おちびちゃん達はたまに判らないことを言う。 お母さんはありすじゃなくてれいむだよ。 ありすはれいぱーだよ。 親友を犯して殺して巣を乗っ取るれいぱーだよ。 だかられいむはれいむで、ありすじゃあないんだよ……。 れいむはれいむで、ありすじゃあ、ない、よ。 今宵も闇に、夢を見る。
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竹取り男とゆっくり 幻想郷のある山の上に男が一人住んでいた。 野山に入って竹を取りつつ、よろずのことに使っていた。 男のもとには週に一度のペースで商人が竹を買いに訪れ、男はこの商人から食料を買って生計を 立てていた。 ある日のこと…。 いつも来るはずの商人が、この日はやって来なかった。 なにか都合があったのだろう…… 男は家の裏の納屋からホコリをかぶった荷車を引き出し、山のように竹を積んで自ら街におりて いった。 男の竹材は飛ぶように売れて、荷車は早くも空になる。 荷車の重みは男の財布の重みに変わった。 たまには美味しいものでも食べようと甘味屋通りに入ったところである。 「ゆっくりしていってね!!」 突然大きな声をかけられ、男が声のほうへ振り向くと、ガラスケースに入れられた生首が鎮座し ていた。 「なんじゃこりゃあぁぁっ!?」 男が絶叫すると、店主が中から出てきた。 店主は『ゆっくりまんじゅうの商品化』を知らない男を瞬時に"おのぼりさん"だと見抜き、丁寧に 説明した。 街にゆっくり加工場ができたこと。 まんじゅうの餡子には小豆よりゆっくりを使ったほうが安価で、味も変わらないこと。 男は次第に納得していった。 「おひとついかがですか?」 と勧める店主が出してきたのは、小さなプチトマトほどのゆっくりの赤ちゃんだった。 男が受け取ると、赤ゆっくりと目が合った。 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」 まだ生まれたばかりの赤ゆっくりは手のひらの上でフワフワと上下に揺れ、ミニチュアサイズの 赤いリボンもユラユラ揺れた。 どうやらジャンプしているつもりらしい。 うにうにとした感触が気持ち悪かった。 「食えるの? これ。てか俺食うの?」 「中の餡子もやわらかくておいしいですよ。召し上がってみてください」 「ゆーっ! ゆーっ! おじしゃん、りぇいみゅをゆっくちさせちぇにぇ!」 この赤ゆっくりはまだ幼すぎて、自分が食べられる対象だということが分かっていないようだ。 キラキラと目を輝かせて男を見上げ、けたたましく『ゆっくり』を繰り返した。 う~ん…と唸りながらも、男は意を決すると一息に口に放り込んで、歯ですり潰した。 「ゆぎゅ…っ」 一瞬だけ赤ゆっくりの断末魔が響いたが、すぐに独特の風味が口いっぱいに広がった。 「ウマー」 「気にいっていただけましたか? 今のは今朝うまれたばかりの赤ちゃんで、皮も餡子もやわらかく どなたにも気に入っていただけるんですよ」 「うめぇ! 3ダースくれよ!」 実は、男は大の餡子好きだった。 これまでたくさんの饅頭や羊羹を食してきたが、このゆっくり饅頭は格別だった。 「お客さま、実はこんな商品が……」 十分な手ごたえを感じた店主は、男に対しておもむろに話を持ちかけた 男が山の自宅に帰ったとき、すでに陽は落ちていた。 空の荷車を納屋におさめると、先ほど甘味屋で買った商品をテーブルにおいて一息ついた。 商品は紙袋につつまれて中は見えず、またかなり重かった。 「店主に勧められるままに買っちまったけど、いやに重いな。 …まぁ安かったからいいが」 事実、今日稼いだ金額にくらべれば、この商品ぐらいいくらでも買える値段だった。 店主は中身は秘密だと言った。が、必ず満足いただけるに違いないとも付け加えた。 「試食のゆっくりに大満足だったから信用して買ったが、あの店主やるな…」 週に一度しか商売しない自分とは手練手管が違っていた。 「ではさっそく」 男は気を取り直して包み紙を破った。 すると、中から出てきたのは透明のケース。そして直径20センチほどのゆっくりが二体、 ケースの中にぎゅうぎゅうにおさまってぐっすり寝ていた。 「でか…」 昼間の赤ちゃんがこれほど育つのか、と男は感心した。 実際にはもっと大きくなるが、男はまだゆっくりについてよく知らなかった。 右側には昼間見た赤いリボンをしたゆっくり。 左側には金髪に黒いとんがり帽子のゆっくり。 どちらも大きな口からよだれを垂らし鼻ちょうちんをふくらませた醜悪な寝顔だった。 そうして視線を移していくと、ケースの左横からテープが出ていて 『これを引いて起こしてください』 と書いてある。男は素直にそのテープを引いてみた。 すると、ゆっくりたちの床がスライドして、とんがり帽子のゆっくりが下の床に落ちた。 デンッ! 「ゆ゙っ!?」 とんがり帽子のゆっくりは落ちた衝撃で目覚めた。 「な~る♪」 男は仕組みを理解し、さらにテープを引いてスライドを抜き取った。 デンッ! つづいて赤リボンのゆっくりが落ちたが、こちらはまだ眠っていた。 「鈍感な奴だなぁ…」 「ゆうぅ……ゆっ?」 男があきれていると、先に目覚めたとんがり帽子が男に気がついた。 「ゆっくりしていってね!」 昼間、甘味屋通りに足を踏み入れた瞬間に言われたのと同じセリフ。 こいつらのあいさつ文句かと思い、男も同じセリフを返した。 「ゆっくりしていってネ!」 …返した後で、なにも声まで真似ることもなかったと後悔した。 「おじさんだれ? まりさ、おじさんのことしらないよ?」 こいつ"まりさ"って名前か。 「俺は今日お前らを買ってきたんだよ。まぁ飼い主みたいなもんかなぁ…」 「かいぬし? かいぬしってなんだかしらないけど、おじさんはゆっくりしてるひと?」 「んー、まぁゆっくりしてるかな」 こいつの『ゆっくり』という言葉の使い方に疑問を感じたが、適当に流しておいた。 「じゃあ、おじさんはまりさもゆっくりさせてね。ここせまいよ! ここじゃせまくて まりさゆっくりできないよ! おじさんははやくまりさをここからだして、ゆっくりさせてね!!」 なんだこいつら!(怒) 確かにこのサイズのゆっくりにこのケースは狭いと思うが、この偉そうな口調はなんだ。 しかもこの顔。 自信に満ちあふれて命令してくるこの憎たらしい顔! 「どうしたの? なんでだまってるの? おじさんばかなの?」 「むか!」 頭に血がのぼった瞬間、まりさの声にもう一体のゆっくりが目を覚ました。 「うー、うゆぅ…。 ……ゆ? まりさ、ゆっくりしていってね!」 「ゆ! れいむおきたんだね! れいむもゆっくりしていってね!」 まりさはそれまでのやり取りをすっかり忘れたような様子で、目覚めた隣のゆっくりとあいさつを 交わしていた。 え~と、この鈍感なのがれいむ…と。 俺は怒りをおさめ、れいむというゆっくりがどんな奴なのか観察することにした。 れいむとまりさは『ゆっくりしていってね』を何度か繰り返すと、お互いに頬擦りし始めた。 「きめぇ!」 だが、ちゃんと頬を擦りつける動作をするには、このケースが狭すぎた。 「ゆ? まりさ、ここせまいよ。これじゃゆっくりできないよ」 「そうだよれいむ。このおじさんがまりさたちをこんなところにおしこめたんだよ。おじさん、 ゆっくりしてないではやくまりさたちをここからだしてよ!」 「そうだよ、はやくだしてよ」 「どうしてつったってるの? ことばがわからないの? ばかなの?」 「ばかなの? おじさんばかなの?」 憤慨した!!! 「うらあっ」 押し込めたのは俺じゃねぇ! 俺はバカじゃねぇ! 男はちゃぶ台をひっくり返すようにケースを投げ上げた。 「ゆぶっ」 「ゆ゙あ゙あ゙ああぁ」 ケースは空中で勢いよく8回転した後、木製の床に落ちて盛大な音を立てた。 「こんのクソ饅頭がッ」 男の怒りはそれだけでおさまらず、大股にケースに近づいた。 「ゆぐっ…! おじさん…どうしてこんなことするの…ゆっくりやめてね…?」 ケースのふたが壊れて外に投げ出されたまりさは、男の形相に怯えて震える声でうったえた。 「おじさん、まりさとゆっくりし…」 だが、男はまりさの体をむんずと掴み上げると、思いきりぶん殴った。 「ゆぎゃんっ!!」 まりさの体は壁に叩きつけられて平べったくひしゃげ、ボタリと床に落ちた。 衝撃で頬の皮が破け、中の餡子が露出している。 「ゆ…ゆぶぅぅぅぅ……」 まりさがよろよろと起き上がると、破れた傷口から餡子が飛び出てしまった。 「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ばり゙ざのあ゙んごがあ゙あ゙ぁぁ!! どぼじでごんなごどずるの゙お゙お゙お゙」 まりさは涙や涎にまみれながら、歯茎をむき出してむせび泣いた。 「まりさ! まりさ! …おじさん、おねがいだから、まりさをゆっくりゆるしてあげてね!」 ふたの開いたケースから這い出たれいむは、さっきまで一緒に悪態をついていたことも忘れて まりさの命乞いを始めた。 だが、まりさは自分の命乞いをしてくれるれいむの気持ちを反故にするような言葉を発し始める。 「れいぶがわるいんだよぉおじさん! れいぶが…ゆっくりできないのはおじさんがばかだからって そういったんだよおぉぉ!」 このままでは殺されると感じたまりさは、すぐそれとわかるような嘘で男の注意をれいむに向け ようとした。 「ゆ!? ゆゆう!!?」 れいむのほうは、あまりに唐突なありすの言葉に、餡子脳が混乱して絶句してしまった。 「ゆぐっ、ぞうだよ、れいぶがわるいんだよ! ばりざはおじざんのごど、ごれっぼっぢもばがなん…」 「おら゙ぁ!」 「ゆがあ゙あ゙あ゙あぁぁぁ…ぶびゃ!!!」 まりさは男に蹴り上げられ、壁に叩きつけられて餡子を撒き散らした。 今度は打ちどころが悪かったようだ。 「ぐぽぇ…」 ボトボトボト。 口から大量の餡子を吐き出したまりさは、焦点の定まらない目をぐるんぐるんと回して倒れた。 男はおとなしくなったまりさをつまみ上げた。 「ごぷっ…ゆぐ…ゆぐ…ゆっぐじ…ざぜで…………ゆっぐじ…じだい…」 まりさはでろでろと餡子を垂れ流しながら、うわ言のようにつぶやいた。 口や傷から流れる餡子から、むあぁ…と甘ったるい臭気が上がる。 まりさの姿に、男もここへきて落ち着きを取り戻しつつあった。 「だんでぼ…ずる゙がら゙………ゆ゙る゙じでえ……ごろ゙ざな゙いでえ……」 「…もう悪態ついたりしないか?」 懇願するまりさを見て、男は念を押した。 「じばぜん…じばぜん…ゆ゙る゙じで……ゆ゙っぐじじだい゙……」 「…お前もしないか?」 さっきまでケースの中で一緒だったまりさに裏切られたり、そのまりさが殴られて蹴られて 瀕死の重傷を負わされる様子を見ていたれいむは恐怖と混乱で固まっていたが、急に男が自分を 振り向いたのであわてて我に返った。 「ゆ…ゆぇ!?」 「もう悪態ついたりしないか!?」 「ひぃっ! もうしません! ここでゆっくりしたいですうぅぅぅぅぅ!!」 「よし、じゃあ許してやる」 男はそう言って、涙やら涎やら傷口の餡子やらでぐちゃぐちゃになったまりさの体をつまみ上げ、 ケースを持ち上げてテーブルの上に据えなおした。 「ゆうぅ…ゆうぅ…」 いまだむせび泣いているボロボロのまりさと、震えているれいむの体をケースの隣に並べて置くと、 男は首をひねった。 「たしかにこのケース、小さいよなぁ」 男はケースと二体のゆっくりの大きさを見比べながらつぶやいた。 もはやゆっくりたちも狭いと文句を言うことはなく、言われるとおりにします、といった様子で うなだれている。 ふたも壊れちまったしなぁ…直るかな…?」 男は割れたふたをケースの上部に置いて、下から接着面を見上げた。 その時だった! まりさはそれまでの様子からは想像できない機敏さで、れいむの体を突き飛ばした。 ぐにゅ! 「うわっ!」 「ゆゆっ!?」 突き飛ばされたれいむは、ちょうどテーブルと同じ高さにあった男の顔面に衝突した。 体が饅頭でできているためか、れいむは男の顔面に張りついたままだった。 「こんなところじゃゆっくりできないよ! らんぼうでばかなおじさんはれいむといっしょに ゆっくりしねばいいよ!!」 なんと、今までの惨めな姿はすべてまりさの演技だったのだ。 傷は深かったが、体全体の餡子の量は致死量に至るほど失われてはいなかったのである。 こうして男がまりさを許して隙を見せるまで、まりさは演技を続けていたのだった。 「じゃあね! ばかなおじさんと、ばかなれいむ! まりさはもっとゆっくりできるところにいって ゆっくりいきていくよ!」 「ぐうぅ…」 「ゆっくりしね! れいむといっしょにゆっくりしね!」 すぐに逃げればいいものを、ご丁寧に口上を述べてからまりさはゆっくり逃げ出した。 「このやろう!!!」 男は顔かられいむを引き剥がすと、まりさを追って駆け出した。 小さなゆっくりと、大きな人間と。 まともに走って、どうして逃げられることがありよう。 男は簡単にまりさの逃げ道に立ちはだかった。 「このクソ饅頭…もう許さねぇ…」 「ゆぐ…ぐ……」 あれほど強気だったまりさは、恐怖のあまり再び泣き出した。 「ゆあ゙あ゙ぁぁぁんゆ゙る゙じでえ゙ぇぇぇぇ!! だだゆ゙っぐじじだい゙だげだっだの゙お゙お゙お゙」 まりさは歯茎を剥き出しにして、家も揺れんばかりな泣き声を上げた。 「ばじざはでいぶどい゙る゙の゙がい゙や゙だっだだげな゙の゙お゙お゙お゙!!! お゙じざんがでいぶを゙ お゙い゙だじでぐでだらい゙っじょに゙ゆ゙っぐじ…」 男はまりさを両手で持ち上げると、 「ふん!」 と両手の親指でまりさの体をぱっくり割った。 「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙な゙んでえ゙ぇ!? な゙んでごどずる゙の゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!!」 まりさは足のあたりを真っ二つに裂かれ、黒々とした甘そうな粒餡を露出した。 「い゙だい゙よ゙おっ!! でい゙ぶぅ!! でい゙ぶぅ!! だずげでえ゙え゙ぇぇえ゙ぇぇぇ!!!!!」 どれほど汚いのか。 二度も裏切られたれいむが助けに来るはずもなく、遠くでこの惨状を眺めているだけだった。 誰も助けてくれないまりさはぐちゃぐちゃに顔をゆがめながら絶望を味わった。 男は湯気でも吹きそうなくらいホクホクとしたまりさの餡子に顔を近づけた。 「ゆ゙ががあ゙あ゙あぁぁぶばああっぁぁぁぁあ゙っ!!!!」 途端にまりさは断末魔のような叫びを上げた。 「ずわ゙な゙いでっ! だめ゙えぇぇぇえぇばでぃざのあ゙んごずっぢゃだべえ゙え゙ぇぇ!!!!」 生きたままジュルジュルと体内の餡子を吸い出されていくおぞましい感触。 命の源の餡子を断続的に吸われるたびに、まりさは激しい苦しみに襲われた。 吸い出せる餡子が少なくなってくると、男は舌を伸ばしてまりさの体の中を舐め上げた。 「うゔっ…うぎゅゔっ! ……ぐ…ぶっ…! ぶゅぐっ…ぎゃびゅ! ………」 遠のいていく意識の中、男の舌で皮の内側を舐め上げられるたび、痛いような、くすぐったいよう な感覚が全身を走った。 9割ほどの餡子を男に食べられたまりさは、だらんと舌を垂らして白目を剥き出したまま ビクンビクンと痙攣を繰り返した。 「ぷはぁ…!」 男は真っ二つに裂かれたまりさの切り口から顔を上げた。 性格は言い表せる言葉も見つからないようなド腐れ外道だったが、餡子の味はなかなかのもの だった。 皮の外側のまりさの顔を見ると、白目を剥いたまま昇天していた。 カタカタカタカタカタカタ…… なにか硬質のものが打ち合わされる音がしたので見てみると、れいむが男を見上げたまま歯を 鳴らして震えていた。 「ああ…俺な…餡子が好きなんだよ。餡子"だけ"が好きで好きでたまらないんだよ…。もしも ナマ言ったり逃げたりしたら、お前もこいつみたいに中身だけ食い荒らすぞ」 男はヒラヒラと、ゆっくりまりさだったものの皮を振って見せると、それを生ゴミ入れに乱暴に 投げ捨てた。 「ゆぶぇ…」 れいむはその瞬間、恐怖のあまり口から一握りの餡子を吐き出して失神してしまった。 男はれいむをつまみ上げるとケースの中に入れた。 壊れたふたは、もう必要ないので捨てた。 終 続編 ~あとがき~ なんか目覚めたので書いてみた。 関連スレに感想くれたら嬉しい。 「虐待厨氏ね!」でもべつにかまわんよ。 耐性ついてるしガードも堅いから。 読んでくれた人、ありがとな。 ではまた~。 ~追記~ 一部に誤表記があったので訂正。 あと、アク禁で書き込めなかったのでここで。 感想と訂正箇所教えてくれたみんなサンクス。 このSSに感想を付ける
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近年野良ゆっくりの勢力が拡大してきた。 畑を荒らし食料を貪る野良ゆっくりは もはや山賊と呼ばれていた。 そんな幻想郷のある時代のできごと・・・ ・・・・・・野生のゆっくりが里の畑に忍び込んできた。 地上から、うーぱっくを経て空中から、 数十・・・いや、数百・・・。 繁殖期の後だからなのか、数は限りなく多かった。 「山賊が来たぞー!」 畑の持ち主と思われる男の声を合図に、畑の横の小屋から 十数匹のゆっくりが飛び出した。 小屋から出たゆっくりは、 リボンをつけたれいむ種でも、 金髪帽子のまりさ種でも、 その他のどのゆっくりでもない風貌をしていた。 上部に布をターバンのように巻き、目だけあけて下は また別の布で覆われている。 その風貌はまるで、人間の暗殺者のようだった。 「ゆっ!?」 「むーしゃ!えっ!?」 最も小屋に近かった野良ゆっくりが、 それらの接近を一番早く感じた。 スパッ しかしその瞬間、野良ゆっくりは上半分が宙を舞った。 「ゆ!ゆっくりがなかまをころしたよ!」 「ゆ!どうぞくごろしはわるいゆっくりだよ!」 「むきゅ!わるいゆっくりにはせいさいをくわえないとね!」 仲間がやられたことに気づいたのか野良ゆっくりたちは畑を荒らすのをやめた。 そして布に身を包んだゆっくりたちを攻撃し始めた。 「「「「ゆっくりしね!」」」」 まるで雪崩のように布ゆっくりに殺到する野良ゆっくり。 しかし、布ゆっくりはやられなかった。 むしろ野良ゆっくりが次々と餡子になっていく。 「ゆぎゃああああああああああああああああ」 「なんでええええええええええええええええええ」 野良ゆっくりたちはパニックになった。 大勢で責めれば勝てるはず そういう計画だったのかもしれない。 畑がだんだん餡子のじゅうたんに包まれていく。 「いだいいいいいいいいいいいいいいいいい!ぐぎゅ!」 運良くかすり傷で済んだ者も、痛がってる間に攻撃を食らってしんでいった。 布ゆっくりが強いのにはわけがあった。 ゆっくりとは思えない俊敏な動き。 躊躇せずに攻撃をする集中力。 そして何より、布ゆっくりはナイフを持っていた。 「これが・・・研究の成果ですか・・・。」 「長い研究が実を結び、ようやく夢を果たせた。」 眼下に布ゆっくりによる野良ゆっくりの虐殺を見下ろしながら、 小屋の屋根に立つ人間の男女が話している。 「それにしても、どうやって武器を口にくわえずに 持っているんでしょうか?」 女が言う。 「ゆっくりの餡子に手の役割を持たせたのさ」 「餡子に?」 「そう、研究の結果、ゆっくりの中の餡子は 同じように見えて、実は役割ごとに分かれていた。 人間でいう胃の役割をする餡子。 肝臓の役割の餡子。 脳の役割の餡子。 その中に人工的に作ったゆっくり自身が自由に操れる餡子を注入する。 その餡子は、ゆっくりの意思で形や硬度を変えることが出来る。 それを体から出すことによって、餡子を手のようにして使うゆっくり・・・ 目の前の布づくめのゆっくりが完成したんだ・・・。 お、終わったようだな。」 男がそういったとき、畑に侵入した野良ゆっくりは全滅していた。 「あれ?一人足りないな・・・」 男が言う。 「はっ!にげたさんぞくのいきのこりをおっていきました。 まもなくかえってくるかと・・・。」 布ゆっくりのリーダー格と思われるゆっくりが男に答える。 「すごいですね。 ゆっくり独特のゆったりした口調じゃなく 人間のようにはきはきと喋ってますね。」 「脳の役割の餡子を改造して教育したんだ。 もうこいつらの中でゆっくりな部分は体だけだろう。」 その後、畑の持ち主からお礼の食料を貰い、 畑中の餡子を取り除く薬品を渡して、 男は布ゆっくりと共に畑を後にした。 戦闘用のゆっくりを開発する。 それがこの男のしていた研究だった。 男はかつてゆっくり研究所で 研究のネタを探していた。 そんなある日、ゆっくりを観察するために 森に入った時に男は見た。 ゆっくり界で最強と謳われているドスを 口に刃物をくわえ、俊敏な動きで 一方的に攻撃し、仕留めたゆっくりを。 気づくとそのゆっくりは既に去っていった。 しかしその光景は男の研究意欲をそそるのには十分だった。 それから男による戦闘用ゆっくりの研究が始まった。 初めは武器を持たせたり、 教育を重ねていく方法を取ったが 最後は本能に負けゆっくりしたあげく 教えたことを忘れたりして中々上手くいかなかった。 そんな中、ゆっくりの餡子の秘密が解明された。 男はすぐさまゆっくりの餡子の改造に着手した。 まずは脳となる餡子に手を加えた。 仮死状態にしたゆっくりの頭部をくりぬき、 脳の部分の餡子だけを摘出した後 砂糖をかけたりシロップを混ぜたりして手を加え 餡子を戻してくりぬいた部分を治療し、 蘇生させて様子を見るという作業を何百回も重ねた。 そうして狂っているゆっくりや植物状態の脳死ゆっくりが出来たりしたが 苦心の末、ゆっくりするという本能を無くしたゆっくりを作ることに成功した。 これによって、教育しだいで無限の可能性を秘めたゆっくりが完成した。 男はゆっくり学会で表彰を受けたが まだ研究は終わっていなかった。 脳改造で戦闘意欲のあるゆっくりは出来るが 攻撃手段が乏しかった。 ゆっくりは手が無いので口で物をくわえる事しかできない。 それでは扱える武器などたかが知れている。 義手をつけるという案もあったが 重さゆえ耐え切れるゆっくりはおらず、 義手の重みで皆潰れていった。 悩んだ末、男は餡子に着目した。 内臓となり脳となるゆっくりの餡子。 それならば手の役割の餡子を加えれば、と。 餡子の開発は容易なことではない。 加える物質の分量が1mg違うだけで 大きく変化するのだ。 男は一年かけてゆっくりが自由に操ることの出来る餡子を開発した。 使い方はこうだ。 その餡子を注入した後、 注入に使った穴は閉じずにあけえておく。 こうすれば普段は餡子の手で穴を塞ぎ漏れることは無い。 武器を持つときは穴から餡子の手を出し、武器を包み固める。 後は餡子の手をぐりぐりと回せば武器を振れる。 その研究が完成した頃には、もう研究所は潰れ、 野良ゆっくりの襲撃でいくつかの里が消え、 多くの犠牲者が出ていた。 男は研究の成果である十数匹のゆっくりアサシンをつれ、 各地でゆっくりの襲撃を抑え、その報酬で生計を立てた。 「そろそろ、野良を殲滅するかな・・・。」 男がつぶやく。 「さとのちかくにすをかまえているさんぞくのみにしましょう ぜんぶころすとせいたいけいにえいきょうがあるかと・・・」 隊長ゆっくりが言う。 そんな会話をしながら、野良ゆっくりの巣のある方向へ足を進めていた。 ---------------------- 続く・・・かも ---------------------- 後書き 虐待ですらない研究日誌だこれ 初めて書いたのがこれでは先が思いやられますね ゆっくりアサシン~お兄さん遊び編 このSSに感想を付ける